昨日のことなんですが、
製菓材料メーカーの開催するチョコレートの試食会に行ってきました。

なんでも99種の世界の名だたるチョコレートメーカーのチョコレートの食べ比べができるっていうんだから行くしかないでしょー。

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会場にはこんな風にフランス、ベルギー、スイス、イタリア、コロンビア、日本の6カ国のトップチョコレートメーカー15社のチョコレートが並んでいました。

チョコレートはミルク分を加えていないスイートチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、フレーバーチョコレート4種に分けてあって、

本来は風味の軽い順、ホワイト→フレーバー→ミルク→スイートと進むべきらしかったんだけど

1時間という短い時間を考えると全ては物理的に無理だと思ったのでカカオそのものの風味をダイレクトに感じられる、スイートに的を絞ることにしました。

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こんな風に数字の書かれたシートの上にチョコレートをのせて
配られた資料に照らし合わせながら
テイスティングしていきます。

テイスティング前までは言ってもそこまで味の差ってわかるものなのだろうか?って思ってたんですけどね


それが、かなりはっきり味の差を感じることが出来るんですよ。

豆の産地、ブレンド、焙煎具合、副原料の選択など、確かに様々なファクターがあってひとつのチョコレートが出来上がってる訳なんですが

同じ作物から出来ているのに
ここまで個性が出るものなの!?
と驚いてしまう程でした。

ほんとは大好きなホワイトチョコレートやミルクチョコレートなどもトライしたかったんだけど

ひとつ食べては白湯でお口をクリアにし、数個に一度はフランスパンを食べて口中に残った油分をこそげとり、
資料を読みながら味わう、という作業を繰り返していると

1時間ではスイートの50種が限界でした。

他の皆さんは資料を読んで興味のある商品だけちょこちょこ試食されていて

アナルシアのようにシートいっぱいに
チョコレートをのせてる人は誰もいませんでした。。

講師の方は、「もちろん全て召し上がって頂いても結構ですが、チョコレートは油分の高いものですので、たくさん召し上がると気分が悪くなる場合もございます。ですので、お取りになったチョコレートはひとくちだけ試食されて残して頂いても構いません」

とおっしゃっていたのですが
子どもの頃から出されたものは残すなと親に言われていたせいか、残すのに抵抗があり、(まあ、非常に美味しかったこともあるんですが)取った50種全て頂いてしまいました。

すると案の定、後半、キツくなってしまって

後半に出された、同様のカカオ含有量(60%前後)で3つの異なるメーカーのチョコレートで作られたガトーショコラの食べ比べではもう、気持ちでいくしかなくなっていました。

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しかし、カカオ含有量がほぼ同じで
お菓子に仕立てても、ここまで味が違うって本当にびっくりしたし、

製菓の際もそのお菓子に合ったチョコレートの吟味って非常に意味のあることなんだな、と思いました。

ただ、試食会のあと、

ほら、言わんこっちゃない。

かなり気持ち悪くなってしまって
倒れこむようにカフェに入り、
休憩せざるを得ないハメに。

アナルシアはチョコレート好きで
分厚いハーシーズの板チョコ1枚、楽勝で食べられるんですがね、

スーパーなどに売ってるチョコレートのカカオ含有量はごくごく普通のもので30%台。

テイスティングで頂いたチョコレートは含有量の低いもので50%、高いもので80%なもんで、

これは同じチョコレートでも似て非なるもの。

オトナとしては少々抑えめでいくべきでしたね…。





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