セリフの棒読み。

 

 

大根役者などと揶揄されるが、

歌でもこの「棒読み」が存在する。

 

決して音程が外れているわけではないんだけど、

一本調子で抑揚が無い。

そんな感じ。

つけただけで格段と上手く聴こえる抑揚は、歌手には必須のテクニックだ。

 

 

しかし、これはもろ刃の剣でもある。

つけ過ぎたり、つけ方を間違えると・・・

 

 

「 すんごいナルシストで自分に酔いしれてるキモイ人 」

 

 

となる。

どんな歌い方でどれくらいの抑揚をつけるかは楽曲にもよるので、

常に自分の歌を録音し客観的に判断しなければならない。

とはいえ、

客観的って難しい。

自分のキモイ歌を聴き過ぎると、

 

 

あれ?私の歌い方ってステキじゃない?(←マヒ)

 

 

完全マヒ状態となる。

恥を晒していることに気がつかず恥の垂れ流しを続けるその様は、

ドラクエで言うと数歩ごとにダメージをくらいギリギリ教会の前で息絶える感じに似ている。

 

 

 

まぁ、なんやかんや書いたけど、

私は一番重要なのは声だと思う(←今までの自分を自分で華麗に全否定)。

 

 

しゃがれた声を通り越してガラガラ声で有名な Janis  Joplin 。

実は、彼女の声は生まれつきではない。

最初に録音された19歳の時の貴重な音声が今も残っている。

 

 

 

 

もし Janis がこの声のままだったら・・・。

たぶん、伝説的なシンデレラストーリーを歩むことはなかったんじゃないかな。

 

歌唱力なんていくらでも鍛えられるけど

声は楽器のようには取り換えられないから、

歌手の魅力って8割は声で決まると勝手に思っている。

 

ちょっとくらい音痴でもすごく魅力的な声だったら惹きつけられるけど、

歌は上手いのに声がペラペラだと印象に残らず「お上手ですね」で終わってしまう。

 

 

ということは、

すごく声がステキで抑揚があれば多少歌が下手でも最強ということか?

じゃあもう私無理じゃね?

 

 

残りの2割を頑張りまぁーす。