HANONです☆

 

大阪に住む母と電話で話しました。

母は75歳

お口元気の現役バリバリです(;´∀`)

 

そんな母と

ちょっと線の弱い父が私の両親

そして、ALSの弟が一人いる

発症して6年

人工呼吸器を着けてから2年

色々とあるけど、彼が望む「生きる」形を追求し続けている

本質はどうなっても変わらずで、

お茶目で頭の回転が速くて、

頑固で礼儀正しいままだ

少しくらい、ぼーっとしていいのにって思うほど(笑)

 

そんな弟を溺愛しているのが母

溺愛を自ら認めるくらい、その溺愛ぶりが

わかりやすく、そして半ばあきれるほど(;´∀`)

 

そんなそんな大事な息子が、

不治の病「ALS]になったなんて知ったら

母は、倒れてしまうんじゃないかと思っていた

 

だから、一年間病気ことはの黙っていた・・・

そして、いよいよ告知のとき、

 

母に
「けいこちゃんを恨む」と言われた。
継母ではなく実母にね。。。念のため(笑)


弟の病気を母に知らせることをすぐにしないで約1年余り黙っていたから。
ガンでも告知は大切なことで、

タイミングやその人の性格や置かれている環境など
色々なことを含めて考えられていると思う。

 

そういう意味で母は、

 

弟の病気を知ったらあまりのショックに倒れてしまうのではないか。。。と皆が想像した。
だから、
知らせるのはもっと進行して隠しきれなくなってからでいいのでは。。。とこちらで判断した。
 

結果、母は想像していたより強くて力強かった。
取り乱したり倒れることはなかった。。。
泣いてもなかった。
ただ
何度説明しても「ようわからん」「私はわからない」というだけ。
。。。全部わかっているんだよね。。。ほんとはね。

母にとって

良かれと思って先に伸ばした母への告知。
母にとっては、
取り返しのつかない大切な時間を無駄にしたと感じた。


そう言われても、
どちらが正しいとか間違っているとかはないと思ってる。
どちらも大切なものを守りたいと思っただけ。


母にしたら、
「私の大事な大切な大好きな息子が病気になったんだからすぐに知らせて欲しかった」
私たちにしたら
「治るものではないから、心配な気持ちにさせるのはもっと後でもいいのでは。。。

ちょっとでも長くなんの心配も不安もなく楽しい毎日を過ごして欲しい」
だった。

          両親へ告知前、に家族だけで行った最後の旅行写真(撮影:弟)

守りたいもの
そう思いながら、実はそれに守られている
そんなことをずっと思いながら6年が過ぎた

 

私の守りたいものは
娘の笑顔
両親の穏やかな時間
弟がイキイキと生きること
お嫁さんのよしこさんがしあわせでいること
そして
子どもたちの平和な未来
大きくて深い自然

そして、わたしはこれらに守られてる


娘の笑顔をみたら一瞬で喜びに満ち溢れた気持ちになる
両親が穏やかにいると知ったら、こちらもホッと安心する
弟が写真展についてあれこれ案を話す姿を見てると、こっちも益々やる気満々になる
その横で、ニコニコしてくれてるよしこさんを見てると、感謝でいっぱいになる
毎日出逢う子どもたちのキラキラとした表情を見るだけで優しい気持ちになり、
どんなわたしもそのままでいさせてくれる、この自然

 

守ってるつもりが守られて生かされているわたし

ひとは

明日も来月も来年もその先も生きてると思いながら、
予定を立てたり人生設計したりしていると思う
でも

明日生きてるなんて保証はどこにもない


誰かの悪口を言ったり心配しすぎたり悩みすぎてる時間はもったいない
自分で行きたいところに行ける健康なカラダをもつわたしは
その手足でやりたいことして、人のためにも使って
その口で食べたいもの食べて、優しい言葉を話して
その目で美しいものをみて、微笑んで
その耳で聞こえることだけじゃなく、

相手の心の声までも聴くようにと想える。。
そんな生き方をしたい
そして明日死んでもいいように今をこの時間を生きていく

 

 

あなたの守りたいものは何ですか?

それは、きっとあなたを守ってくれているもの

 

守りたいと思える存在に出会ってることに感謝

まだ、出会ってないと感じるひとは

あなたの存在に、まず「ありがとう」

全てはそこから始まります♡

 

母は

弟が

「やりたい言うことができるように、お母さん何でもやるよ。

今のうちに股関節の手術をやる。

このままじゃ足が痛くて何もできない」

何年も痛かっけど、嫌がっていたた股関節の手術を受ける決心をした。

 

息子が難病のALSに羅漢

ずーっと頼りにしてきたし

とても親孝行な息子だといつも褒めちぎっていた

この先も、なんでもやってくれる頼りになる息子がいる

そう信じていた

 

母の想いを考えただけで、

言葉がでてこない

もちろん、母だけでなく

弟の発症は、家族全員の悲しみでもあった

 

失われていく手足の自由

そして、声も。

でも

弟の本質は何も変わっていない

 

息子を守りたいと想う母の愛は

母を超人のように強くしたと同時に

元気でいたいという気持ちが

母を守っている

そんな気がします・・・

 

 

 

 

                                       撮影:弟(窓際写真家)

 

2010年に出会った

「ホ・オポノポノ」

これをさぼっていたので、最近またやり始めたら、

母の変化がすごい・・・

私に、実の娘のわたしにね(何度もしつこいですね(;´∀`))

「恨む」と言った母だけど、

ほんといい感じです☆

 

ホ・オポノポノ

やっぱりすごいな~と感じる今日この頃✨

 

 

良かったらのぞいてみてくださいね

*弟のブログ

「オエカタ」

こちらです☆

 

 

 

弟を撮影してくさっているカメラマン「コサカ」さんの

*写真で見る弟の記録

こちらです☆

 

 

 

*「音と写真のライブ」

~弟の最後となった生の声~

「やりたいという衝動の強さを大切に」と話す弟の声を

是非聞いてほしいです

こちらです☆

 

 

長文にお付き合いくださり

ありがとう♡