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ペッターの話

誰も見てないと思いながら書いてる

会社の、あんま話したことない人と

ランチへ行ったときにマンガの話になって

「お貸しできるのはワンピースと

ハンターハンターと宇宙兄弟くらいなんです」

と言われ、咄嗟に

「あ、私宇宙好きなんですけど

宇宙兄弟読んだことないんですよ」

と反応したら

「ぜひ読んでください!!持ってくるので!」

と熱い熱量に押されてお借りした。


最新刊は44巻なので

10冊ごと持ってきてもらった。

読み始めれば早いのだけど

読み出すまでがなかなか…

そんなわけで4ヶ月くらいかけて

ようやく最新刊まで追いついた。



主人公のムッタと弟のヒビトは

幼い頃から宇宙が大好きで

2人で天体観測をしたり

博物館に通ったりして過ごしてきた。

ヒビトはそのまま夢を叶えて

宇宙飛行士になり月へと向かう。

一方、ムッタは宇宙とは無縁の

自動車会社へ就職し

揉めた上司に頭突きしてクビになった。


この物語の始まりが2025年5月だった。

なんと今年は宇宙兄弟はじまりの年だった。

メモリアルイヤーじゃん。


ムッタも一念発起して宇宙飛行士になるべく

猛烈に努力をして

様々な仲間と出会い

たくさんの壁にぶつかりながら

無事、宇宙飛行士になる。

それだけ聞くと立派な人間みたいだけど

見栄っ張りで、緊張に弱くて

かなり人間味のあるキャラなのがまた良い。



私は宇宙の詳しい知識はないから

専門的なことは分からないけれど

読んでて改めて宇宙って良いなぁと思えた。

子供のころ、宇宙が好きで

買ってもらった図鑑をずっと読んでたけど

ちょっと大きくなってからは

好きより怖いが勝るようになった。

宇宙って、怖い。

スケールがデカ過ぎるし、未知過ぎるし

人類なんかが解き明かしちゃいけないような

ていうかどんなに科学が進歩しても

絶対明らかになることはないような。

考え出すとマジで怖い。

そもそもビックバンで宇宙が誕生するまで

世界には何があったのかっていう

その時点で滅茶苦茶怖くない?


だから趣味で本を読んだり

メディアに触れることは

すっかりなくなってしまった。

宇宙兄弟を読んでると確かに怖いんだけど

そんな宇宙に魅せられて

未知に立ち向かっていく人たちが

すごくカッコよくてイキイキしてて

やっぱり宇宙って良いなぁと思った。


主人公のムッタとヒビトとは別に

もう一組、印象的なのがジェイ兄弟。

同じように兄弟揃って宇宙飛行士だが

弟は月面で任務をしたあと帰還時に事故で

亡くなってしまった。

遺された兄、エディは訓練を受けておらず

引退も考えていたところに

月面任務の船長を打診され

ムッタと共に月へ行く。


どうしてもムッタやヒビトよりも

エディの方に共感してしまって

私は彼が1番好きだ。

おじさんだからってのもある。


青春学園スポーツものだと

キラキラ眩し過ぎてウッてなるけど

宇宙兄弟は私と同世代の人たちや

もっと上のおじさんたちが頑張る話だったので

それがすごく元気をもらえた。

最初から最後までずっと面白かった。

なんなら44巻の最後、とんでもない状態で

終わったので

マジかよ…!!!!!!

と大きな声が出たくらい。

来週、1年ぶりの新刊が出るらしいので

自分で買おうと思っている。

あんな状況で1年待たされた

コミックス派の皆さんの心中をお察しする。


貸してくれた会社の人に

お礼の手紙を書いていたら

日を跨いで7月16日になっていた。

宇宙兄弟の公式SNSが

「今日は宇宙兄弟の日です!」

とアナウンスをしていた。

作中で激アツなタイトル回収が行われたのだが

そのセリフが発せられたのが

作中の時系列で2029年7月16日らしい。


物語始まりのタイミングといい

なんかやたらと縁を感じた。