オタクは距離感が分からない | ペッターの話

ペッターの話

誰も見てないと思いながら書いてる

俳優さんってコンサートないし(豊さんが特殊)

寄席にも出ないしファンクラブないし

生で見られる機会って映画の舞台挨拶くらいしか

ないのではないかと思ってた。

それでも光石さんは積極的に

北九州のイベントとかにも

出てくれてる方だから

行こうと思えば行けたのだろうけど

色々な事情で叶わず。

いつか、遠くから一目だけでも…と

言葉通りに何度も夢にまで見ていた。

まさか、ゴルフ場で

ポップアップショップ開いて

接客してくれるとは夢にも思わなかったが。


光石さんはビジュが好きなのは当然のこと

他人に対して丁寧な印象があって

そういうところに憧れている。

スタッフさんに対しても丁寧で腰が低く

クランクアップの映像を観るといつだって

現場に感謝の言葉を述べて

1人1人と握手をしている。

共演者の話を聞いていても

同じように人柄が良いエピソードばかり。

カッコイイなぁと思って勝手に憧れている。


実際お会いしてみたらイメージそのままで

とても嬉しかった。

スタッフさんたちに対しても丁寧語。

全然偉そうにしてない。

憧れの光石研がそこにいた。

思わず「かっこよ……」と声に出た。


人と人の隙間から遠目で一瞬でも見えたら万々歳

くらいのハードルの低さで行ったから

まさか一対一でじっくり話せると思ってなくて

パニックで頭真っ白で震えてた私にも

ニコニコとずっと笑顔で対応してくれた。

今回のイベントが発表されてから

ゴルフに興味がない自分が行って良いものか…

としばらく悩んでいたのもあり、開口一番に

「光石さんの大ファンで…!

ゴルフ全然分からないんですけど

どうしても会いたくて来ちゃいました」

と白状したら、そのあと店内見てる時に

「実は僕もあんまりゴルフやらないんですよ。

でもこういうの作るのが好きで」

と話しかけてくれて、あーこの気遣いよ。

このフォローの仕方、めっちゃ素敵だ。


どこまで話して良いのかわからないし

オタクの気持ち悪さは隠しておきたいから

自分の話はもちろん作品の話もできない。

そんな中振り絞って

「先週、旅行で北九州へ行って来て

門司港で(出演番組の)聖地巡礼してきました」

と報告したら

「おお!焼きカレー食べました?」

と話を広げてくれるし。

(食べました。わざわざ光石さんと同じ席で

服装まで真似して。ほら気持ち悪いぞ)


「お天気はどうでした?」

「あー、曇りでした」

の回答に対しても

「良かったですね、晴れてたら暑いですからね」

と、この回答がサラッとできるの

マジで見習いたい。


手紙を手渡しすることができたのも嬉しかった。

今までも何度かファンレター送ってます、とは

流石に言えなかった。

私はフルネームだとそこそこ珍しいのと

しばらく封筒の名前見てたから

もしかしたら気付いてくれてたかも…って

ポジティブに考えている。

舞い上がりはすれど認知されたい訳じゃないし

数あるファンの1人だってこと忘れちゃいけない。

普段ファンレターを書く時も

それを常に肝に銘じて

相手が覚えてない前提で書いている。

「ちゃんと後で読みますね」

って言ってくれたし、それ以上はいらない。


ご自分からサインを申し出てくれて

ノベルティのバンダナに書いてくれたあと

文字が擦れないよう内側にして

丁寧に畳んで直接手渡してくれた。

写真も率先して撮ってくれた。

途中から思い出したようにピースをしたら

光石さんも一緒にピースしてくれた。

撮り終えたあと、自分から手を差し出して

握手してくれた。

恐れ多くて何度も深々とお辞儀を繰り返す私を

笑いながら見守っててくれた。


光石研、実在した………

帰ろうと背を向け足を踏み出した途端に

それまでが全て幻想だったように曖昧になった。

振り返ったら何もない空き地だったりして。

でもスマホの中には確かに写真がある。

本当に会えたんだなぁ。


有り難いことに、私は比較的

憧れの人とお会いできる機会に恵まれている。

どれも大切な思い出であることに違いない。

光石さんのファン歴はまだ短いけれど

ハマり方が例によって尋常じゃないので

ずっと追いかけて目指してた人が

そこにいるっていうのは

なんか、やっぱ、現実味がなさ過ぎた。



あー、作品の話くらいはすれば良かったな。

ロストジャッジメントの江原と

帰らないおじさんの星さんと

ぼくたちん家の市ヶ谷仁と

コンビニ兄弟の多喜二さんが好きですって。

それくらいは言っても迷惑じゃなかったかもな。

1つも出てこなかった、頭動いてなかった。

思い出しては反省してる。