セーラー服と機関銃 | ペッターの話

ペッターの話

誰も見てないと思いながら書いてる

丸の内TOEIが7月に閉館する。

それに伴って過去作のリバイバル上映が

行われている。

あぶ刑事も何作かやっていて

本当は観に行きたいのだけど

銀座はちょっと遠いし、お金もない。


ラインナップを眺めていたら

セーラー服と機関銃

が入っていた。

確か光石さんが出てる映画だよな?と

一応Wikipediaを確認する。出てる。

なんならプロモーションで

レコードデビューもしてる。ちょっと待って。



すぐチケットを取って先日観に行った。

土砂降りの雨だったこともあって

人入りは少なかったように思う。

まばらな人は殆どが老人男性だった。

そりゃそうだ、1981年の映画だし。


光石さんの役は、主人公の同級生。

3人組のうちの1人と事前に知ってても

顔がアップで映るわけではないので

消去法で「多分アレだ」って判断した。

さすがに20歳ともなると

今とは声も全然違うし

知らないで観てたら気付けない気がする。

でも、オープニングにちゃんと

「光石研」とクレジットされていて

ニコニコした。

ポスターには名前書いてなかったので

ちょっと不安だったんだよね。




ストーリーは何も知らずに観たので

まさかのヤクザものでビックリした。

思ったより物騒じゃん。


組員4人を残して組長が亡くなった目高組。

後継として選ばれたのが主人公の星泉。

泉も父親を交通事故で亡くしたばかりで

ひとりぼっちになってしまったが

目高組の組長を引き受けたことで

組員4人と絆を深めていく。

そんな物語だった。


まず、女子高生を守るヤクザのおじさんって

それだけでオタクが好きなやつじゃん。

当時、佐久間(渡瀬恒彦)は

相当人気だったんじゃないかしら…。

カッコイイもん、だって。


他の組員3人もそれぞれ

キャラクターがしっかりしてて

憎めない可愛いやつらで

だからこそ、1人また1人と

殺されていくのが悲しかった。

もっと言ったら刑事の黒木も

ラスボスの太っちょも死ぬ。

そして誰もいなくなるじゃん…。


たくさんの人の死を目の当たりにして

機関銃をぶっ放した女子高生が

組を解散したあと

日常に戻れんのか??という疑問はある。

けど、泉が退学処分になったときに

光石さん含む同級生3人組が

「復帰できるように頑張るから!」

的なことを言っていたので

それが有言実行されて学校に戻れたなら

良かった。…いや、でもなぁ?


3人組は泉と同じフェンシング部って

設定があって撮影もしたのに

全部カットになったらしい。

言われてみれば、とあるシーンで泉が

フェンシングの剣を磨いてたっけ。

なんでだろと思ってたけどそういうことか。



「この発言はいまじゃアウトだろなぁ」

とか

「この終わり方、昭和っぽいなぁ」

とか色々価値観の違いを感じるけど

それはそうとちゃんと面白かった。

ストーリーがどう着地するのか

読めなかったし

最初にも書いたけど、泉と目高組の

関係性がほんと良かった。



なによりも、スクリーンで

20歳の光石さんを拝めたのだから!!

最高!嬉しい!ありがとう丸の内TOEI!!


本編が始まる前の予告編で

来月公開の光石さん出演作が流れた。

映画を観終わって出たところの柱にも

この作品のポスターが貼ってあった。

40年以上経ってもこうやって

スクリーンで活躍してくれてるの

なんていうか、エモいな……。