「主人公がぼっちでコミュ障だから
ペッターに似てるんだよ」
と知人からオススメされた。
珍しく知人がどハマりしてるので
気になってアニメを観た。
なるほど。
確かに主人公の後藤ひとり(通称ぼっち)は
人とろくに話すことができず
学校に友達もおらず
ひたすら家の押し入れの中で
エレキギターを弾いてる女子高生だった。
しかし、そこは腐っても二次元の主人公。
まず見た目が可愛い。
本人は無頓着で常にジャージだけど
ちゃんと可愛い。
そして、周りの人に理解がある。
ぼっちちゃんがマイナス思考に陥って
自分の世界に入り込んでも
「また自分だけの世界に入っちゃった」
で済ませてもらえる。
そして何より、バンドを組んでる。
似てるのは表面的な属性だけで
私とは似ても似つかない勝ち組じゃん。
ちょっとだけ惨めな気分。
ぼっちちゃんは中学3年間友達がおらず
1日6時間の練習を毎日続けたおかげで
ギターがプロ並みに上手い。
演奏動画をネットにあげていて
登録者数が数万人の人気ギタリストなんだけど
前述の通り超絶コミュ障なので
人と合わせるバンドだと
その力を発揮しきれない。
そんな、ちょっともどかしい部分もある。
才能とは続けられること、というように
ぼっちちゃんにはギターの才能が
あったんだろう。
じゃなきゃ、とてもじゃないけど
本番があるわけでもないのに
1日6時間も独学で練習なんてできない。
すごい人、言葉を変えるとヤバイ人。
そういう意味でも私とは正反対。
私は練習が大嫌いなので。
組んでるバンド、メンバー4人のうち
ぼっちちゃんとベースの人は陰キャ系。
ドラムとギターボーカルは陽キャ系
というバランスも面白い。
喧嘩することは殆どなくて
誰かが誰かの支えになりながら
一緒に夢に向かって歩みを進めていく様子は
まさに青春。
ぼっちちゃんが大嫌いな、青春そのもの。
あー、眩し。
やっぱりバンド羨ましいなぁ。
私はバンドやりたいけど組む人がいないから
全部自分で演奏できるようになろう!って
色んな楽器に手を出し始めたのが
ちょうど高校生の頃だよ。
「8話が神回なんだよ」
とは事前に聞いていた。
バンドを組んで、4人揃って
初めてステージに立つのが8話だった。
それまで演奏シーンはあまりなく
合わせ練習の場面でも
楽曲が流れることがなかったので
ここで初めて、彼女たちの
パフォーマンスを観ることになる。
上手くいくこともあれば
上手くいかないこともあるなかで
なんとか大盛況で初めての本番を終えて
打ち上げの席。
いつの間にかドラムがいないことに気付き
ぼっちちゃんは彼女を探しに外に出る。
外の空気に当たっていたドラムと
2人きりになって
彼女がバンドで成し遂げたい夢の話を聞く。
そして、彼女が
「これからも聴かせてよ
ぼっちちゃんのロックを!
ぼっちざろっくを!」
と笑ってエンディングになる。
こんなの映画のラストじゃん?????
こんな熱いタイトル回収の仕方ある???
そりゃ神回だよ。ずっっっっる。
オープニングやエンディングは
彼女たちのバンドの名義になっている。
オープニングの曲が特に好き。
作者によるライブ演奏も
大変カッコよかった。
ぼっちちゃんのギターは
「キレのあるバッキング」
が特徴的だと、作中で言及されていた。
私自身、元々
キレのあるギターが好きなので
ぼっちちゃんのギターは
聴いててとても心地良い。
正月に、酔った伯父から
ギターの話を聞いていたとき。
「どんなギターを弾けるようになりたいか
によって、練習や目指すところは変わる」
という話を聞いた。
そうか。
私はぼっちちゃんみたいなギターが
好きだったんじゃないか。
チャカチャカとした、聴いてて気持ち良い
雰囲気の…うまく説明できないけど。
うーん、6時間は無理だけど
5分でも練習するかぁ。
と、最近またちょっと
ひとりぼっちでギターを弾いている。