どら焼き屋さん物語 | ペッターの話

ペッターの話

誰も見てないと思いながら書いてる

先月、任天堂の新作ゲーム発表映像の中で

話題になっていたドラえもんのゲームのこと。

発表後すぐ配信された

ダウンロード専用ソフトで

製作元はカイロソフトという会社。

これが発売直後から

ゲーム実況界隈でも大人気で

有名な人もそうじゃない人も

多くの人が実況をあげている。


カイロソフトの作品は一言で表すと時間泥棒。

ガラケーでリリースされていた頃から

遊んでいるのだけど

まぁとにかく時間が溶ける溶ける。

なので手を出さずにいたが

色々やりたかったことも一段落したし

実況者の投稿を待つのも耐えられなくなり

とうとう買ってしまった。


案の定。

夜中22時半過ぎに買って始めて

気付いたら朝の5時。平日なのに。

3時間寝て起きてからも在宅勤務の傍ら

ずっと画面から目が離さず

24時間のうち17時間プレイするという

廃人にも程がある生活を送ってしまった。

カイロソフトのゲームはいつもこう。

やっぱり迂闊に始められない。


今作はドラえもん要素が入ってるが

やってることは基本どのカイロ作品でも

共通していると思う。

ドラえもんだから面白い、のではなく

元々面白いうえに馴染みのキャラが出てきて

大変面白いって感じ。


カイロソフトの1番の特徴は

とにかくやることが多いこと、だと思う。

他の経営シミュレーションでも

例えば有名なバーガーバーガーであれば

・ハンバーガーの開発

・食材の調達

・メニューの構成決め

・店員雇用、スキルアップ

・ライバル店の動向把握

などなど、やることや考えることは多い。

しかしカイロ作品はゲームスピードが

異常に速いので

これらがどんどん押し寄せる。

どら焼き作り終わった途端に

食材調達先でバトルが始まり

勝ったと思ったら新しいメニューを

作れるようになって

息もつかぬうちに人がやってきて

商品を町内会の景品にさせてくれと頼まれ

さっき開発した新メニューにつられて

新しい客が増えて

シリーズのキャラクター全員揃ったと思ったら

また新しいキャラが登場して、みたいな。

こんなスピード感でイベントが起きる。

やろうと思っていたことを

その場から忘れていくし

タスクは常に溜まりっぱなしになる。


そんなゲームを在宅勤務中

仕事の片手間にできるのか、は置いといて。


とにかく常にやることに追われるので

やめるタイミングがない。

AをやったらBが解放される

という小さなタスクをこなしていき

一定条件を満たすと全体のランクが上がって

また一気に色々な要素が解放される。

ランクアップで品揃えが増えたから

デパートの新商品買わなきゃ…

土地を広げて店内設備を整えなきゃ…

なんてやってるとまた新しい食材を手に入れメニューを開発し新キャラが増えて……

気付いたら朝になる。


以前読んだ本に

「継続させるコツは小さな達成感を

短いスパンで積み重ねること。

それが成功体験となって継続に繋がる」

と書いてあったが、このゲームの

やること1つ1つが、まさに

小さな達成感の積み重ねになっている。



そんなにやってて疲れないのかというと

これが意外と疲れない。

グラフィックはドット絵なので

3Dでカメラがぐるぐる回るような

昨今のゲームと違って目が疲れない。


また、例えばRPGをやっていると

ストーリーがあって感情の上げ下げが激しく

辛い物語であればそこで休んでしまうし

敵が強くて進めなくなると

レベルアップのため雑魚との戦闘を

繰り返す作業が発生することがある。

アクションであればクリアするために

繰り返しチャレンジすることで

疲れてしまうなど、どうしても

やめるタイミングが生まれてしまうが

カイロソフトのゲームにそういう要素がない。


今作は多少ストーリーはあるが

感情を大きく揺さぶられるほどのものではなく

基本、癒される。

(後半はちょっとビックリした。粋じゃん)

アクション要素はない。

膨大なタスクも頭を使わず

直感でやって問題なく進む。

ライバル店と競うことはあるが

勝てなくてどうしよう、と悩むことはない。

金の力で全部解決できるので

お金を貯めて再チャレンジするだけの話。

唯一、店内の物の配置をする時は

そこそこ考えるが

自由に配置替えもできるので

やりながら直していけば良い。


だから気軽にできるし、延々とできてしまう。

(もちろん、考えようと思えば

いくらでも考えられる。

効率の良い方法は何か、優先順位は、

ライバル店に勝つためにはどうすれば、など)


今作ならではの要素としては

ドラえもん以外の藤子・F・不二雄作品の

キャラクターも沢山出てくること。

小さな目標のご褒美として

次々とキャラクターが開放される。

パーマン、キテレツ、21エモンあたりは

私でも名前を知っているが

殆どは初めて見るキャラで

すすめピロン、ロケットGメン、ベラボー

などなど聞いたことないタイトルばかり。

プレイヤーの何割が知ってるんだろ…。


このご褒美が次々ともらえるので

次はどんなキャラクターが出るんだろう?

というワクワクが途切れず

あとちょっと、もうちょっと…と

ズルズルやってしまって本当にダメ。

こうして廃人の出来上がり。


ドラえもんだけを取っても

小ネタまで非常に細かく網羅されている。

例えばのび太たちのトレーニングで

「射撃訓練」を選ぶと

のび太だけレベルが段違いだったりとか。

一部のひみつ道具を手に入れると

その道具にちなんだ映画キャラが出たりとか。

私もあまり詳しくはないが

こういう作品愛を感じるゲームは

ファンじゃなくても嬉しくなる。

ただでさえ版権ゲームは

キャラクターの力だけで売って

作品愛やゲーム性は残念なことも多いので。



今作は和菓子が沢山出てくる。

実況動画で観ている時から

どら焼きや大福が美味しそうで仕方なくて

つい近所の和菓子屋で

どら焼きを買ってしまった。

「あんバターどら焼き」なんて

字面だけでも飯テロじゃんね。



これだけ面白くて2,480円というのだから驚く。

カイロソフトのゲームの中では高い方だけど

版権なんだからもう少し高くても良いのに。

値段が安い分、クリアまでも早いが

それでも今作であれば最初のエンディングまで

13時間くらいはかかるし。十分過ぎる。

私は既に2周やった。

(2周目からは早送りができる)


流石に、眠い。