https://ameblo.jp/piapeto/entry-12812907401.html
※こちらの注意書きを読んでから
読んだ方が良いです。
「まーきー、死んじゃった」
「えっ、なんで!?」
「自殺しちゃった」
朝5時59分、泣き声の母からの電話で
起こされた。
話を続ける事ができない母に代わり
母の彼氏がそのあとを引き継いだが
何を話したかはあまり覚えていない。
時間を聞いたら6時だと言われ
それなら電車も走っていると判断し
「会社休んで今からそっち行くよ」
と電話を切ったことは覚えている。
目覚めの悪い私でも
流石に一発で目が覚めた。
こんな最悪な目覚め、ないよ。
今日のことを一生忘れないように
自分のために記録をしておくのと
正直、文章にでもしないと整理ができない。
真っ先に思ったのは
そうか、ついにか…
という思いだった。
いつかこんな日が来るのではないか
と心配はしていたのだが
私は弟から相談相手として信頼されておらず
聞いても話してはくれなかったので
こちらから無理に聞くこともできなかった。
一応、2〜3ヶ月前にLINEした時も
「何かあったらいつでも言いなよ」
とは伝えていたが
「はいよ」
の一言だけで内容について
話してくれることはなかった。
とりあえず職場の部長へ
しばらく休ませて欲しいとメールを打ち
顔だけ洗って家を出る。
実家までは1時間ほどかかる。
家を出る時に腰が痛いことに気付いた。
呆然として分からなかったが早くも
相当なストレスがかかっていることが
腰痛で判断できた。
音楽を聴いていても何が流れているのか
全く判別ができない。
心臓はずっとドキドキとしていて
しかし涙は出なかった。
途中で、離婚して静岡に住んでる父へ
LINEで連絡をした。
母から弟の自殺を告げられることも辛いが
離れて住む父に弟の自殺を
告げなければならないのも辛かった。
なんて伝えたら良いんだ…と悩んだが
頭がまわらなかった。
17日に一緒に落語へ行く予定だった
藤巻さんにも断りの連絡をした。
弟とは先週と、日曜日にも
LINEで連絡を取っていた。
先週は珍しく弟から連絡してきて
何かと思ったら
昔持っていたクソゲーの
レビュー動画を送ってきた。
日曜日には、今度は私から
「この人知ってる?」
と、若いギタリストの神プレイ動画を送った。
「この手の外人LIVEでも上手いから萎える」
と弟が言うので
「人生3周くらいしてんじゃないのか…
1周目じゃ無理だろそんなん…」
と返したのが最後のやり取り。
私たちにはいつも通りのノリなのだが
これが最後になったのをとても悔やんだ。
こんな具合に直前まで連絡を取ってたので
何故と言う気持ちは確かにある。
何も話してくれなかった、という寂しさも
もっと話を聞くべきだったな、という
後悔もそれなりにある。
ただ、今、思っているのは
まぁ、私には話してくれないだろうな
という納得と
それだけつらかったんだな
という同情と
母への心配が大きい。
7時半過ぎに実家へ着いた。
死因を知らなかったので
現場が部屋だったらどうしよう
と不安があった。
玄関を開けると
正面のリビングに母が力無く横たわり
母の彼氏が無言で座っていた。
思わず真っ先に
「大丈夫?」
と聞いてしまった。
母はすっかり憔悴してしまい
発する言葉も限りなく小さく
2〜3回聞き返さないと聞き取れない程なので
詳しい状況については
母の彼氏が一通り話してくれた。
ここ最近、うつ病の調子が良くなく
家いることが多かったこと。
家族とのトラブルで揉めていたこと。
バンドでも揉めてしまったこと。
紹介してもらった仕事の約束へ
体調不良で行くことができなかったこと。
これらが重なって
人と関わることが嫌になり
昨日の昼間にTwitterやらLINEやら
全てのSNSが削除されていたようだ。
そして昨夜、珍しく母の前で
弟が感情を吐き出したそうだ。
酒を大量に飲んでいたのか
立っていることもできず
しゃがみこんだ状態で泣きながら
「もう生きていても仕方ない」
と言ったそうだ。
弟は私たち家族にそういった弱みを
一切見せない人だった。
普段は悩みを何も話してくれないので
この時点でかなり異常だと感じた。
母と母の彼氏は弟の話を聞いていたが突然
「病気になってない人にはわからない」
と弟に怒られ何も言えなかったそうだ。
弟が部屋に戻ったあと
「病気について勉強しないとだね」
と2人で話していたらしい。
この話を聞いた時に私は愕然とした。
母も母の彼氏もそんなに
理解できない人だったとは。
「何も死ぬことないのに、なんで…」
と呟く母は、自殺を考えたことが
無いのかもしれない。
弟の、この時の絶望を考えると
胸が締め付けられる思いだ。
弟は母達が寝たあと
マンションの最上階から身を投げたそうだ。
推定時刻、午前2時36分。
不穏な連絡を受け取った弟の友人が
警察に安否確認を頼んだため
インターホンが何度も鳴らされた。
そこで母たちは起きれなかった。
弟はインターホンの受話器を外して
それ以上鳴らないようにしたうえで
鍵を持たず裸足で出ていった。
諸々の状況から2時20分過ぎの時点では
まだ弟が生きていたことが分かっている。
ホントに10分程度の短時間で
起きてしまったことだった。
もちろん私にだって弟の苦しみは分からない。
うつ病と診断されたことはないし
一応社会人で一人暮らしをして
自立しているし、健康に過ごしている。
