前職の人たちとの飲み会があった。
いわゆる、いつメン飲みである。
一応、簡単に説明するとメンバーは
私(退職済)と
先輩だけど年下の男の子(退職済)と
世話になった元上司Aさん(退職済)と
Aさんと同い年の課長(退職届提出済)と
いつも笑わせてくれるおじさん
の5人だ。下3人がアラフィフ。
で、見ての通りほぼ退職している。
ここ1年以内で。
そんな、愉快なメンバーとの飲み会だった。
何が愉快って残された会社の惨状だ。
前職は15人程度の小さな会社だった。
Aさんは現場をまとめる責任者だった。
年下の男の子は唯一の若手で
新卒から8年勤務のベテランだった。
課長は会社の将来を左右する新システムの
開発を1人で担っている。
私は、自分で言うのもなんだが
事務職の殆どを把握していた。
全員5年以上働いていて
比較的マトモに仕事していた人たちなのに
そこが1年でゴソッと消えたわけだ。
辞めた側としては楽しくて仕方ない。
1人残ってるおじさんが気の毒だが。
Aさんが去年の2月に辞めて
私と男の子が10月に辞めて
課長がそろそろ辞めるらしいが
やっと先日、1人新入社員が入ったらしい。
事務職は増えてないらしい。
どう考えても仕事がまわらない
と思ったが、どうやら最近急速に
事業の縮小を始めたらしい。
前職はエレベーターのメンテナンス会社で
現在の社長で3代目の老舗だった。
今、メンテナンスする物件を
大幅に減らしているらしい。
それはもちろん、収益も減るのだが
社員が減った分で釣り合うのだろうか。
この状況は素人から見ても
結構ヤバいと思う。
会社として何か立ち直しをはからないと
近い将来に潰れるだろう。
しかし社長、最近は
「営業所を1箇所潰してカフェにする」
という計画で頭がいっぱいだそうだ。
カフェ!?
えっ、カフェってあのカフェ…?
その話を聞いた時には耳を疑った。
私が知らない業界専門用語で
何か他の意味があるのかと思ったら
ホントにあのカフェらしい。
えぇ………………
社長は言ってることは無茶苦茶だが
エレベーターの仕事に誇りを持っていたのは
私にもよく分かっていた。
忘年会終わりに2軒目へ拉致されて
延々とこの仕事の素晴らしさを
説かれたこともあった。
それが、カフェとは。
創業者の先々代が聞いたら何と思うだろう。
っていうかエレベーターしか
やってこなかった人が
カフェ経営で上手くいくと思えないんだが。
支離滅裂もここまでくると
気が触れたのではないかと
疑いたくなる。
あぁ、転職して本当に良かった。
沈みゆく船からいち早く逃げ出して
本当に正解だった。
状況が気になるので
春頃にまた飲みましょう!と言って別れた。