2月10日付けで退職した元上司Aさん。
詳細は省くけど、まぁとにかく私は
Aさんを尊敬していて
大変お世話になって
そして、いわゆる"推し"である。
Aさんと別れてから
早いもので3ヵ月半が経過した。
その間、一度だけメールを送った。
返事も頂いた。
試験やら研修やらで忙しそうだった。
先日、先輩(年下)の男の子が
「今度飲み会やろうと思ってて
Aさんも呼ぼうと思ってるんすけど」
と声をかけてくれた。
「えっ!それは私も
行っていいやつですか?」
「もちろん!ただ、Aさんが
来るかどうかはまだわかんないっす」
少しでも来る可能性があるなら
行かない選択肢はない。
とはいえ、正直来ないかなと思ってた。
というか楽しみにし過ぎて
来なかった時にショックを受けるのが
嫌だったので
期待せずに過ごした、という
表現の方が正しい。
私はいつも、何事に対しても
こうやって保険をかけておく。
で、しっかり来てくれた。
「ちょっと遅れる」と言いつつも
集合から1分しか遅れず来てくれた。
う、うわー・・・!
久しぶり過ぎて顔を直視できない。
飲み会のメンバーは全6人だったが
Aさんは私の右隣に座った。
近い。余計顔が見られない。
話しかけることもできない。
保険をかけておくと、こうやって
いざ実現した時に真っ白になる。
今までAさんは仕事中はもちろん
飲み会でも必ず会社の作業着だった。
それが、今回は私服で新鮮だった。
カバンも私物。初めて見た。
緊張で固まっている私以外で
近況報告をしあって盛り上がる。
Aさんの新しい職場は
弊社よりも断然大きいので
その分体制もしっかりしていて
非常に働きやすそうだった。
本当に良かった。
当然辞めて欲しくなかったが
あのままAさんが弊社にいても
何も良いことなんてなかったから。
Twitterなどで「同僚ちゃん」と
表記している問題児がいる。
今は別々の場所で働いているが
一緒に働いていなくても
しょっちゅうイラッとさせられるので
私は彼女が苦手であり
そのことは他の人たちにも知られている。
その同僚ちゃんの話になった時
愚痴に参加せず黙って
聞いている私に、突然Aさんが
「な!ペッターちゃん!」
と肩を抱いて同意を求めながら
悪戯っぽくニヤッと笑った。
近い近い近い。
「私は、何も言わないですけどね!」
と目を逸らしながら返事をする。
そのあと、社長の話になった時も。
社長が私とAさんを陥れようとしたのを
在職時に大層怒っていたAさんが
「アイツはほんとクズだよ、クズ。
考え方がとにかくズルい」
と痛烈に批判したあと
「そうだよな、ペッターちゃん!」
と急にこっちへ振ってきた。
この1件は私とAさんくらいしか
知らない話なので、周りは
「圧がすごい、圧がwww」
と笑っていたけれど
「そうですね、本当にそうです」
と素直に賛同した。顔は見れない。
普段は家が遠いから、と
早めに帰ってしまうAさんが
珍しく二次会にも乗り気で
23時くらいまで飲んだ。
(私はお酒が飲めないのでシラフ)
駅の改札を抜けた後
名残惜しそうにしばらく固まって
喋っていた時。
1人の保守員さんが
「じゃぁ最後にペッターさんから
一言。Aさんに!」
と無茶ぶりをしてきた。
課長が隣から
「『また飲みに行きましょう』って」
と助け船をだしてくれたので
「是非またよろしくお願いします!」
と勢いよく頭を下げた。
課長がニヤニヤしながら
「手出して、手!」
と握手させようとするのを
流石に遠慮していると
Aさんが手を広げて近づいてきて
ガバッとハグをしてくれた。
「ひゃー・・・・ッ!!」
と情けない声を出しながら
私も軽くAさんの背中に手をまわす。
もう、突然のことで
頭が真っ白になったし
離れた後にAさんの顔を
見てない気がする。
何も覚えてない。記憶が全て飛んだ。
いや、握手すら躊躇しているところへ
ハグって貴方。ファンサの神か!?
最初に「一言」と提案した保守員さんが
悪ノリで「じゃぁオレも」と言いつつ
「オレがやったらセクハラだよねぇ」
とションボリしてたのも笑った。
確かに推しだから許される感はある。
翌日、土曜日だったが
「お休み中に失礼いたします」
と一言断って飲み会のお礼を送った。
お酒を飲まずご飯も食べない私は
あまりお金を払わせてもらえず
その分Aさんが払ってくれたのだ。
夕方に返事をくれた。
「昨日のメンバーがこの先
別々の道を行ったとしても
こうやって定期的に集まって
ぶっちゃけトークをする
関係を続けたいです」
と書かれていた。
今まで、この会社を辞めた人とは
それっきり会うことは無かったので
辞めるということはそういうこと
だと勝手に思っていた。
だからAさんとも、もう二度と
会えなくなるという覚悟を持って
2月にしっかりお別れをしたのだが
こうやって思ってくれるのは
本当に有難いことだし
そのメンバーの中に
私も入れてくれているのが
とても嬉しい。
次にAさんに連絡できるのは
私の転職が決まってからかな。
良い報告できるように頑張ろう。
