ハチャメチャに後味悪い回だった。
(褒め言葉)
予告や序盤の時点では
完全にミスリードに乗せられて
氷室が怪しいと思わされてた。
だって婚約者が2人も立て続けに
いなくなるって普通じゃないし。
で、どうやら家元が怪しいぞ
って雰囲気になったと思ったら
家元も脅迫されてて。
その辺の二転三転が面白かった。
氷室の繊細で、天才肌な雰囲気が
よく伝わってきたので
役者さんてすごい。
しかも冒頭は婚約者を紹介して
やや不器用に照れてる雰囲気が
非常にかわいらしかったので
その時の彼と
悪魔に取りつかれた時の彼の
ギャップが余計に引き立つっていうか。
女性の顔をあんまちゃんと見てなくて
婚約者2人の区別が
あまりつかなかった。
名前でかろうじて判別してたくらい。
写真再現をやらされる捜一良かった。
手のひらでコロコロされる青木も
可愛かった。
最後のCMが入った時点で
消去法で言うと犯人は
1人しか残ってなかった。
動機も察しやすいし
なんだ案外単調な事件だったな
と思ってたらそんなことなかった。
Twitterではラムネ以来の
同性愛回なんて言われてたけど
そういう感情ではなかったのでは。
私にはそうは見えなかった。
純粋に、才能に嫉妬して
才能に惚れたんだと思った。
ちょうど今週の月曜日に
藤岡さんが花について
話をしてくれたばかりだった。
藤岡さんの曲に
「贈られる花」
という曲がある。
花というのは咲いている時が
1番美しいのに
それを人間が勝手に摘む。
その時点で花は死んでいて
あとは枯れて腐る一方なのに
「死骸」を飾って喜ぶ人間は
おかしいんじゃないか
というような曲で
月曜日に藤岡さんが
話してくれたのもこの話だった。
人間のエゴで花を殺して
作品にする、というようなことを
相棒の中でも言ってて
そんなことを思い出した。
もし、今回の殺人で
完全に氷室が壊れてしまって
創作もできなくなり
自殺でもしたならどうしたんだろう。
いや、それはそれで
目的が達成されるのか。
彼の思惑通り創作に没頭して
今回も良い作品が
生まれるのかもしれないけど
じゃあそのあとはどうなるだろう。
もう彼からそういう刺激が
与えられることはないのだから
創作活動に支障が出るのでは
ないだろうか。
で、理想の作品が作れなくなって
創作者としてダメになる・・・・
それはそれで彼の思惑通りだ。
実際、氷室は何も悪いことをしてない。
まさに悪魔に魅入られたとしか
言いようがない。
どう転んでも、死してなお
悪魔にとりつかれてる。
なんて強烈な犯人なんだ。