元上司① | ペッターの話

ペッターの話

誰も見てないと思いながら書いてる

たびたびこのブログでも

登場している元上司の話。

 

仮に、名前をAさんとする。

 

Aさんはアラフィフで

管理職で現場の人間のトップ。

40代なのに髪の毛は真っ白。

 

私が入社した時は課長だった。

そのあと営業所の所長になった。

所長だけ席が決まっていて

所長席は私の左隣の

誕生日席だったので

向こうからも私が見えるだろうし

私もAさんがよく見えた。

 

Aさんが所長になった時に社長から

「今後の業務はAの手伝いになる」

と聞かされた。

この営業所では事務職が私1人で

他は全員現場に出る作業員。

なので、必然的に雑務や事務系は

私が行うことになる。

(ついでに女子も私1人だった)

 

社長から聞かされたときに

よし、頑張るぞ!と気合が入った。

 

 

私はこの時点で既に

Aさんに多大な恩があった。

 

入社してまだ4ヶ月の時。

どう考えても私は悪くない理由で

社内の問題児から電話で

逆切れをされたことがあった。

頭にきた私は退職を決意したが

その時助けてくれたのがAさん。

 

「もうアイツと関わるの嫌でしょ?」

とAさんから聞かれて

素直に嫌だと答えると

「そしたら今後何かあったら

オレに言って。

オレからアイツに伝えれば

ペッターちゃんは関わらなくて済むから」

と間に入ってくれた。

 

ペーペーの小娘を

守ってくれた嬉しさと

迷惑をかけた申し訳なさで

今、退職したら恩を仇で返すと思い

踏みとどまった。

 

それから、嫌な仕事を乗り切るために

「Aさんの役に立つように働く」

という勝手な目標を掲げていたので

社長からの指示には気合が入った。

 

Aさんから仕事を指示されることが

確かに増えた。

基本的には情報をまとめて

リストを作って欲しい

という仕事が殆どだったが

Aさんは何か頼みごとをする時に必ず

「ペッターちゃん申し訳ないんだけどさぁ」

と話を切り出して、最後に

「ごめんね、悪いんだけどよろしく!」

と頼んでくれる。

年齢も立場も遥かに上なのに

上から目線に言う事は決してなくて

常に横から目線で接してくれる。

 

そんな上司は今までいなかった。

良い上司と出会ったことはあるが

やはりしっかりとした上下関係はある。

もちろんそれが当たり前だし

上司との関係はそうあるべきとも思う。

 

Aさんとももちろん

上下関係はしっかりある。

ただ、その上でなるべく

働きやすい環境を作ろう

という気遣いを見せてくれる。

 

素敵だなぁ。

こんな大人になれたらなぁ。

 

恩を返すために働いているのに

働けば働くほど

助けてもらうことも増えた。

私は半年前に異動になって

Aさんの直属の部下ではなくなったが

異動になってからも

事あるごとに助けられているため

一向に辞めることができない。