2009年2月5日に行われた
藤岡藤巻のライブタイトルが
コレだったのだが
まさか12年後に自分が異動になるとは。
ずっとフリーターだった私が
いい加減就職をしよう、と決意して
働き始めたのが今の会社だ。
当時はその事務所に
男性が9人いて、女性は私1人。
男性は全員営業職か作業員なので
事務員は私1人。
別の事務所に行けば
女性も事務員も何人かいたけど
私の職場はそんな状況だった。
私自身、見た目も中身も中性的で
そんなに性別を気にしないのだが
恐らく他の方々は違っただろう。
出社初日にも当時の所長が
「女の子が入るんだから
トイレを綺麗に使ったりとか
ゴミをちゃんと片付けるように」
と全員へ指示していたのを
今でも覚えている。
幸い、一緒に働いてる方々は
全員良い人たちで
仕事上では色々あったけど
人としてはみんな大好き。
普通は嫌がる会社の飲み会も
毎年楽しくて仕方なかった。
私は酒が飲めないけれど
シラフでも滅茶苦茶楽しいので
誘われたら必ず行っていた。
その内、営業は別の建物へ異動し
作業員も辞めたり異動になって
5人と私しかいなくなった。
忘年会もこの6人。
その状態で2年くらい経っただろうか。
この度、異動になりまして。
唐突だった。
元々、会社の大事な仕事を
担っていた人が12月に退職し
その頃から異動になる話は出ていた。
後々、経理の手伝いができるように、と
資格の学校に通わされることになり
資格が取得できたらきっと
異動になるんだろうなぁと憂鬱だった。
しかし、資格試験は6月なので
まだまだ先の話だと思っていたら
ほんの10日前に、急に決まった。
しかも、今まで私がやっていた仕事は
全て上司が引き継ぐことになった。
ただでさえ学校に通うことになって
仕事が溜まりがちになっていたし
データやリストは全て
自分だけがわかるような
グッチャグチャな状態なので
とてもじゃないが引き継げない。
そんなこんなで
この1週間、残業の毎日に加え
家にも仕事を持ち帰り
夜遅くや土日まで費やした。
これを引き継ぐ上司の負担が
少しでも減るように。
私が入社した時の所長は異動になり
当時課長だった人が所長になった。
3年くらい、上司はこの所長だった。
最初に挨拶したときから
好きなおじさんだなぁ
と思っていて、今でも会社の中で
1番好き。最推し。
所長という、事務所で1番エライ立場なのに
全然偉そうにしない。
指示するときも上から目線ではなく
横から目線。
何か頼んだら最後に必ず
「ごめんね」をつけてくれる。
ゴミが溜まる前に袋にまとめてくれるので
いっつも上司に先を越される。
たまにいないなぁと思うと
トイレや流しの掃除をしてくれていたり
私が昼休憩で休んでいると
事務所から掃除機をかける音が
聞こえてくる。
もちろん、怒る事もあるが
そのイライラを決して八つ当たりしてこない。
電話を切ったあとにブツブツ文句を
言っていることがあるけれど
例えばわからないことがあって
何か聞かなきゃいけない状態で
話しかけたとしても普通に話そうという
努力をしてくれる。
(イライラしてるのは伝わるけれど)
本当に、良い上司。
その上司の下から
離れなければならないのが1番悲しい。
だからせめて、上司の負担が減るように
しっかりと引継ぎをしたくて
1週間頑張った。
今日、異動の日だったが
朝は今まで通り出社した。
昼過ぎに、パソコンと一緒に
上司が異動先まで送ってくれるという。
上司の車に乗せてもらうのは2回目だが
きっとこれが最後になるんだろうなぁ。
大きな荷物を抱えながら
「お願いします!」
と助手席に乗り込んだ。
異動先でパソコンのセッティングをしている間
上司は荷物を置いてどこかへ消えた。
色々と忙しい人なので
ここでの用事を終わらせているのだろう
と思っていたら、物を運ぶついでに
上司がトイレを掃除してくれているのが見えた。
このトイレ、私しか使わないのに。
慌てて
「そんな、自分でやるんで良いですよ・・・!」
と声をかけると
「もう終わるから大丈夫。次から自分でやってね」
とサラッと、何事もなかったかのように言う。
いつもそうだ。
年末の、事務所の大掃除の日も
上司が先に掃除を始めたので慌てて
「何かお手伝いすることはありますか!」
と腕まくりしながら駆け寄ると
「あ、やってほしいことがあるんだ!」
と仰るから、ヨッシャコイ!と構えたら
「この仕事のさぁ」
と大掃除とは関係ない普通の仕事を依頼された。
違う、そうじゃない。
見た目も好きだけど
本当に、中身がカッコイイ人で。
だけど冴えないおじさんで。
お酒が大好きで。
酔っ払うとちょっと面倒だけど
セクハラとかパワハラは絶対しないし。
そうそう、2年くらい前の忘年会のあと
電車が一駅くらい一緒になったことがあった。
(他にも2人くらい一緒の人がいた)
電車から降りる時に
「今年もお世話になりました!」
と頭をさげて年末のご挨拶をしたところ
「うん、気をつけて帰ってね。良いお年を」
と言いながら
サラッと頭を撫でてくれたことがある。
これはセクハラじゃないのか?と
言われそうだけども
うーん、少なくとも私にとっては
震えるほど嬉しい出来事で。
頭を撫でられるって、個人的には
好きなおじさんからしてもらいたい仕草
ナンバーワンなんですよ・・・。
で、寂しいなぁ悲しいなぁと思いながら
このブログを書いている間に
3回、この"元"上司から
引継ぎ内容の問い合わせがあった。
やっぱり、どんなに内容を整理しても
わからないよなぁ・・・。
まだしばらく引継ぎ関係で
問い合わせが飛んできそうなので
本格的に寂しくなる頃には
この新しい環境に慣れるのかもしれない。