いや、すっごい嫌いなタイプの本なんだけど。
小さい頃から親に
「あんたは本当に運が悪いね」
と言われて育ってきた身としては
ちょっと、気になってしまった。
Kindleの読み放題の中に入っていたので
無料ならまぁいいか、と。
で、最後までサラッと読んでみたが
言っていることは当たり前の事だ。
私が周りから言われている
「運の悪さ」
は結局のところ操れないということが
よく分かった。
(ミニゲームのチンチロリンで
ビックリするほど負け続ける、とか)
この本は、もっと別の話で。
例えば、好きなアーティストのチケットに
応募したけど当たらなかったから運が悪い
というのはちょっと違うよ、という話。
Aさんは1枚だけ応募して外れたとする。
Bさんは周りの人に声をかけて
チケットの応募に協力してもらい
結果として全部外れたとする。
チケットが外れたという点においては
2人とも運が無かったということになり
ここは操れる範囲の運ではないが
Bさんの場合は周りの人が
「そんなにそのアーティストが好きなのか」
と気にかけてくれるようになるので
何かでチケットが手に入ったとか
情報を得たらBさんに回してくれる
可能性が高くなる。
こういう意味での運の操り方。
果たしてこれは運といえるのか
と、読んでてちょっと思ったけど
確かに私がAさんの立場で
友人からチケットを譲ってもらった
Bさんを見ていたとしたら
「運が良くて羨ましいなぁ」
と感じるだろう。
で、読んでいて思ったのは
私はそんなに自分の運の悪さを
悲観していないので
運が良くなりたいわけでもない。
じゃぁ何で読んだのかと言われると
ただの気まぐれなんだけど。
本書で何度も繰り返される
「不安に強くなり
試行回数を増やし
気づく力を鍛える」
という文章の
「不安に強くなり
試行回数を増やす」
という部分は、身に覚えがある。
よく「何かを始めたいけど」と
言い訳を重ねて何もしない人がいるが
それは勿体無いなぁと常々思っていた。
とりあえず、やってみればいいのに。
失敗したら原因を考えて
またやってみたらいいのに。
私は興味を持つと行動に移すタイプなので
そういう人を見ていると
本当に勿体無いなぁと思う。
私に足りないのは、最後の
「気づく力を鍛える」
の部分なのかしら。
友達が多いほうが世界が広がる
という意見にも同感だ。
同意しつつ、私は世界を
広げたいわけじゃないので
行動には移さない。負け惜しみじゃなくて。
「影響力のある人に近づく」
というのも、どうかと思うけど
理屈としては正しいと思う。
ただ、1つだけ受け入れられない意見があった。
度胸をつけるための訓練で
「書店員に
『おならに関する本はありますか?』
と尋ねてみる。
おならじゃなくても、聞くのが恥ずかしくて
売り場になさそうなものなら何でも良い。
それくらいなら店員の迷惑にもならない」
というようなことが書いてあった。
いや、迷惑です。
私が働いていたのは普通の本屋ではなく
ブックオフのような買取も行う本屋だったから
ちょっと勝手が違うかもしれないが
もしそういう意図で問い合わせを受けたら
私は、物凄く気分が悪い。
本の売買以外だって色々やる事があって
1つ1つ仕事を片付けている間に
問い合わせを受けたら
やっていた仕事は中断されるわけで。
もちろん、本当に探している本があって
聞かれるのであれば
出来る限りの協力はしてあげたいから
一生懸命探すけれど
そんな度胸試しで使われるのは迷惑。
ということにも気づかずに
ドヤ顔で紹介してしまう神経は
正直、どうかと思う。
なんか、やっぱり意識高い系の方々って
こういう風に自分勝手な印象が強くて
好きになれないんだよなぁ。