先日、夏目漱石の門を読み終えた
読解力が無いので頓珍漢な事を言っているかもしれないが
久しぶりに読書感想文でも書いてみる
この作品は前期三部作と呼ばれる
・三四郎
・それから
に続く物語だ
続く、と言っても話の内容が繋がっているわけではない
そもそも登場人物が全く違う
同じ名前の人は恐らく出てこなかったと思う
三四郎を読んで、それからを読み始めた時には
繋がってるわけでもないのに何故三部作?
と疑問に思った
それからを読み終えて門を読み始めた時に
あぁ、確かに、共通点を感じた
主人公も周辺の人も別人ではあるが
境遇というか、雰囲気というか、似ている
似ているけれど別人、というのがまた新鮮だ
今までの2作よりも構成が凝っているな、という印象だった
最初、登場人物の説明が無いので
佐伯とはなんなのか
小六は何に困っているのか
サッパリわからないままドンドン物語が進んでいく
後になって色々な説明がされていくので、それを踏まえて
もう一度最初から読みたくなった
宗助夫妻の子供の話の辺りは読んでいてとても辛かった
一番読んでみたかったのは、漱石先生自身の体験をもとにしているらしい
禅寺での場面だった
2週間前に聖地巡礼を済ませてきたばかりなので
寺の様子や雰囲気がまだ鮮明に思い出せる
読んでから行きたかった、と思っていたが
読む前に行っておいて良かった、とも思った
どこまでが漱石先生自身の体験なのかは分からないが
悩み苦しみ、焦り、救われないまま修行を終える
宗助の様子が、漱石先生と重なってしまい辛かった
あの、木に包囲されて静寂な禅寺に座って
漱石先生はこんな思いだったんだろうか・・・
肩を落として寺を去った時は
何を思ってたんだろうか・・・
前期三部作の中では
それから
が1番好きだと思った
門も好きだが、なんとなく淡々とした印象で
それからの方が主人公:代助の心の変化が感じられて
面白いと思った
今、ウィキペディアを見てハッとしたのが
そういえば漱石先生は門の執筆を終えた後に胃腸病院へ入院し
そして修善寺の大患へと繋がっていくのだった
終盤を執筆している頃は、さぞ体調が悪かったのではないか・・・
その状態であの終盤を書いたのか・・・・・・・