こんにちは![]()
時々、楽器店のお教室に通っていた方が、途中から私のところに
習いに来ることがあります。
そういう方のお母様は決まって、
「うちの子はグレードの○級を持っています」と誇らしげにおっしゃいます。
グレードというのは、楽器店が独自に作り上げた階級のシステムで、
それを受けるための楽器店独自の教本を買ったり、
試験を受けるためには、お月謝のほかに受験料を払ったりします。
そして、その試験に受かるためのレッスンをしていくようになります。
たしかに、人前で発表会でなく、試験として弾く、というのは
また全然雰囲気がかわりますので、これも良い経験になるかもしれません。
ただ、ひとつ覚えておいていただきたいのは、
ヤ○ハにはヤ○ハのグレードがあり、カ○イにはカ○イのグレードがあるということです。
グレードは、その楽器店でしか、通用しないのです。
ただ、ある程度以上の級を取得すれば、その楽器店で先生になるための
たとえ音大を出ていなくても資格を得ることはできるでしょう。
音大や保育士の資格取得などとは無関係です。
そして、一番困るのは、グレードの試験のためだけにレッスンをなさっている方が
殆どで、試験曲しかほとんど弾いたことがないということです。
酷い場合は8級の試験曲を練習して、受かったら7級の試験曲をやる。
試験の日から次の試験の日まで、それしかやらないとなると
基本的なことがたまにごっそりと抜けていたり、
曲数をたくさんこなしていないことによって、譜読みがおそかったりする場合があります。
そういった事情をご存じの上で、グレードに挑戦することをお勧めしたいと思います。
