易という占いがあるのをご存知の方も
多いと思います。
易占いができるようになりたくて、
易経を勉強し始めたのがいつのこと
だったか・・・
一冊の易経の本との出会いにより
易経とはとても深い学問であることを
知りました。
以後、いろんな易経の本を買ったり
図書館で借りてきたりして読んでいます。
易経に様々な教えがあるわけではなく
書き手が違えば、同じことでも伝え方や
その人の解釈などの色があります。
ですから、何冊読んでも飽きることが
ないばかりか、ますます奥行が深まって
いきます。
遠く何千年も昔に書かれた言葉が
今の時代にもぴたりと当てはまります。
昔の人はすごいですね。
そもそも、真理はひとつであるということ
でもありますね。
けれども、どれほど年月が経っても
人は変わらないものなのだな、と、
人間という生き物の幼さには少しばかり
うんざりもします。
よく読んでいる易経の本から少し
抜粋してご紹介します。
☆ ☆ ☆
易はもともと占いとして発生し
発達しました。
そして長い時間を経て「易経」という
一級の哲学書になりました。
ですから、易経にはもちろん占い方が
書いてあります。
しかしその一方では「君占わず」の
考え方も書かれています。
「君子占わず」とは「君子は占いなど
してはいけない」という意味ではありません。
「君子たらんと志す者は、易経を読んで
変易、不易、易簡という三つのエッセンス
を知れば、占わなくても出処進退がわかる」
という意味です。
「こういう場合はどんな兆しが表れ、
物事はどのように移り変わっていくのか」
「このような事件が起きたのはなぜか」
などなどを構造的に解き明かしているのが
易経です。
したがって、易経を深く読んでいけば、
占わなくても全体像を見てとれるように
なるのです。
そして易経は、見えないものを観る目を
養いなさい、聞こえない音を聴く耳を
持ちなさいと教えているのです。
☆ ☆ ☆
昨日書いた記事の空海の言葉
『五大にみな響きあり』
にも通じるように思います。
答えはすべて響きとなって
神理の内にあるもの
それらを感じる感性を養うことが
万事の流れを知ることに繋がっていく
のでしょう。
☆ ☆ ☆ ☆
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さらさらと風に揺られる雑草のように、しなやかな身のこなしで生きていきたい。根は大地にしっかり下ろし、空を仰いで雨を喜び、お日さまの光を心地よくいただいて、役目を終えるその日まで自らに忠実でありたい。激しい風も、雷雨も、そして時に踏まれても、ただ自らを生きる雑草のようにありたい。
2020年05月12日 08:23
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