ピアノを弾く際

私の嫌いな言葉は

「鍵盤を叩く」


ときどき耳にし

それが生徒さんの口からだと

必ず訂正します。


叩くというのは

鍵盤だけを対象に

方向が一方的。


ピアノ演奏は

その限りではないのです。


そして

いつも生徒さんにお伝えしているのが

程よく脱力した

無駄のない身体の使い方。


本当に全身脱力するとなると

仰臥位となるわけなので

実際は完全な脱力ではなく

座禅を組んでいるような状態の方が近い。

なので「丹田」なんて言葉を

使いたくなるわけで。


そして、これは

多くのスポーツ、芸術の表現において

共通した身体の使い方だと

思っています。


大きさや強さの個人差はあっても

骨と筋肉の付き方

位置と順番は皆さん共通しているのだから

この身体を使って行う以上

無理や負担が少なく

コントロールしやすく

最小限のエネルギーで

最大限の力が伝わる・・・

そんな体の使い方も

共通するはずなのです。


対象物によって

筋肉の強度が変わってくる。


同じ野球選手でも

野手と投手では

全く筋肉の付き方が違うし

陸上短距離選手とマラソン選手も

全くい体型が違うように。


「指でピアノを弾かないで」

レッスンで

私がよく発する言葉です。


ピアノに触れているのは

確かに指だけなのだけれど

(一部の現代曲を除いて)

身体全体をコントロールして

音を紡ぎ音楽を作るのです。



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