コンサート貸出から装飾猫脚のペトロフP118C1ウォルナット艶出モデルが無事ショールームに帰還!正月休み中にiPhone 6から14へとようやく機種変更、画質が飛躍したカメラで撮影してみました📸

 

PETROF P118C1 Walnut High Polish

 


 

貸出期間中も丁寧に扱ってくださり新品同様の美しさ✨

 

クラシック音楽の魅力を啓蒙すべくご活用頂きました株式会社イノアックコーポレーション様、そして素敵な演奏をなされたアーティストの皆様に心より御礼を申し上げます。

 

 

昨年はチェコフェスティバル、ラ・フォル・ジュルネなど様々なコンサートに貸出出展しました。こうして得られた情報や貸出のノウハウは弊社にとっても貴重。この経験はお客様のPETROFのサポートにもしっかりと役立ててまいります。

 

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出演者にもお客様にも大変好評を頂いた小型アップライトピアノ、アクションや鍵盤を外して内部から再チェックしていきます。

 

曇っていたチューニングピンを一本ずつ磨きます✨

 

アクションを外して弦もクリーニング✨

 

一弦ずつ真鍮棒で駒打ち、弦の振動が駒および響板に十分伝わるよう密着させます。

 

鍵盤をすべて外して棚板&鍵盤筬の清掃&ネジも増し締め。

 

キーピンも一本ずつ磨いて滑らかに。店主が知る限り一流ピアノブランドをプレップしているピアノ技術者こそ基本に忠実でした。

 

鍵盤の遊びを再調整、湿気などでクロスが膨張した場合は圧縮してキーピンとの摩擦抵抗を減らします。

 

鍵盤&アクションを戻してハンマー弦合わせ作業へ。緩んだネジを増し締めしながらハンマーの弦当たり、間隔、角度を精密に再調整していきます。

 

ここで一度A=443Hzに調律、低下していたピッチを引き上げました。

 

ハンマーの位置にあわせてアクション各パーツを適切な位置に調整してこの日は終了...

 

Dobré ráno! 快晴の白金台ショールーム、朝から作業再開。

 

鍵盤の高さをパンチング紙で調整、精度を出すために色分けされた国産パンチング紙を使用。後々に入る調律師の作業し易さまで考慮しています。

 

スタインウェイでも使用していた専用均し定規で鍵盤の凹凸や傾きを細かくチェック&修正...

 

綺麗に均された白鍵は鍵盤レベルに視線をあわせると一枚板のように揃っています👍

 

黒鍵の基準は12mm、こちらも均し定規でチェック。

 

高さが揃ったら次は深さ。専用あがき定規で10mmを測りながらパンチング紙で調整していきます。

 

ハンマー接近&ストップ位置も適切にリセット。

 

ダンパーの動作や掛かりのタイミングもチェック。

 

そして再度調律、どの工程にもあてはまりますが自分の仕事を客観視することで精度を高めていきます。
 
金属パーツが綺麗か、アクションの間隔が整っているか、鍵盤の高さが揃っているか。新品中古に関係なくピアノの状態を判断するためにお勧めのチェックポイントです☝

 

さらに音の硬さ、柔らかさ等ハンマーの弾力性を整える針刺し&ファイリング。この作業なくしては画竜点睛を欠きます。

 

ハンマー先端と各弦が同時に接するよう最終仕上げ。コンサートピアノで行われる作業をアップライトピアノでも実施しているのがピアノプレップの特徴。ピアニストに支持されるには理由があります。

 

こうして再び手入れされたチェコ共和国の名器。その性能に相応しい価値付けこそプレップアップの本質...。「名」ばかりでなく「実」がともなって初めてブランド足り得ます。

 

演奏家向けに整備されたペトロフの艶と温もりが同居するサウンド、そしてチェコの職人による美しい装飾猫脚。今まで以上にPETROFの魅力が伝わりましたら幸いです✨

 

イタリアDiscacciati社に発注しているPETROF専用ピアノベンチ。

ウォルナット外装にあわせて写真のローザ(オレンジに近いピンク)とアッズーロ(空色)をご用意しています♪

 

PETROF P118C1 Walnut High Polish

Discacciati Piano Bench Mod.110 with Pink velvet seat

美しい装飾&猫脚モデル、チェコ人のクラフトマンシップの結晶ともいえる珠玉の一台。音もデザインもヨーロッパ情緒が溢れます。

 

PETROFを通じて弊社が伝えたいのは「チェコの文化」

2024年も一台一台心を込めてプレップアップ。お客様にとってご満足頂ける「楽器」をお届けできるよう真摯に取り組んでまいります。

 

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