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冬の並木道。

 

 

これから、何度この道を通り、この木々を見ることで、時が経つこと、季節の変化を感じることでしょう。

 

昨日、ついに、手術前のための、プレリコーベロ。

 

簡単にいうと、入院、手術前の、検査、そして専門医との診察となります。

 

ここ数週間、なにかと体調が悪かった主人。昨日も病院まで無事に辿り着くのか、前日まで心配で、もし、歩けない場合を考えて、普段の病院とは違う、慣れない病院内での、車椅子の手配など、ロジスティックについても、想定していたのですが。

 

無駄な心配だったみたいです。

 

当日、本人は、本人なりに、体調が悪くなく、本人のペースで、歩けていて、ほっとしました。

 

病院からは、朝7時半に来るようにとのことで、私たちは、5時半に家を出て、70キロほど離れたパビアへ。高速を使いますが、朝は渋滞が半端でないので、早めに家を出て、正解でした。既に、たくさんのトラック、車が、渋滞に巻き込まれないために、早朝、まだ暗闇の中、ものすごいスピードで走っていました。

 

病院に無事着き。

 

まずは、受付で登録。待合室には、手術内容についてはもちろんそれぞれ違いますが、同じ目的できている、たくさんの患者、そして家族で、ごった返していました。

 

私たちは早めに着き、2番目の番号札だったので、それほど待たされることもなく、すべてスムーズに事が運びました。

 

最初に、血液検査と尿検査。

この日、検査前までは、朝、何も食べたり飲んだりできなかったので、本人、耐えられるレベルではありましたが、血糖値が少し下がりすぎ、そして、白血病の関係で、貧血もあり、ふらふらとしていましたが、かなりスムーズに、検査が終わり、その後、病院内のバールで朝食。朝食を取ると、体が楽になり、私の気持ちも落ち着きました。

 

また待合室に戻り。

 

今度は、麻酔医との面談。

 

まずは、基本的なこと、アレルギーはあるかとか、家族の病歴などを聞かれます。

 

その次に、本人が普段飲んでいる薬について、過去の病歴、現在患う病気についてなど、聞かれます。この辺りから、いつものことながら、医師たちの顔つきが険しくなります。

 

いつも、現実を突きつけられる瞬間でもあります。

 

日本と違い、検査結果や、毎回の診察でのカルテは、自己責任で、本人が保管しないといけないので、毎回、特に新たな病院に行くときは、ものすごい量の書類を持っていくことになり、聞かれる質問、説明しないといけない病気について、迅速に書類を見せることになります。主人は、病院の書類には、全く目を通さないので、結局、私の仕事となります。

 

麻酔医に、常用する薬について、特に、腎臓内科、血液内科でのカルテ、数々の入院歴、検査結果などを見せながら説明しました。

 

ただ、心臓内科との検診をここ2年ほどできていなかったので、それを知った麻酔医は、やはり、心臓内科の医師に、手術前に見てもらった方がよいとのことで、その場で、心臓内科へ連絡、診察の予約をしてくれました。

 

手術自体は、ロボット手術と、難しいものではないけど、主人の場合は、やはり危険な状態になる可能性もないわけではないとのことです。手術後、一般的には、手術室で目を覚まさせ、一般病棟に移されるところですが、主人の場合は、手術後、すぐに、ICUに移し、ICUで目を覚まさせることになるらしいとのこと。

 

この説明を聞かされ、主人はやはり焦り、恐怖感で顔が強張りました。

ICUというと、もちろん誰もが、よい気分にはなりませんが、やはり、4年前のことが、よみがえるからです。

 

私も、同じ気持ちですが、ICUでは、24時間モニタリングされて、看護師、医師たちに、常に管理される状況なので、少し、安心してもいます。

 

麻酔医からも、数々抱える大病のことを考えて、”念のため”に、ICUに移し、状態をしっかりモニタリングして、対応したいと説明、説得され、主人も納得するしかなく。

 

人より時間がかかっても、ゆっくり、ピアノピアニーノに、回復してくれることを強く祈り、信じ。

 

血液検査、尿検査の結果はすぐには出ないので、知ることはできませんでしたが、心電図検査は、看護師、麻酔医、外科医に聞いても、結果悪くなかったらしく、そこは、ほっとしています。

 

CT検査、エコ検査は、去年既にしていますが、レントゲンも撮るようにとのことで、麻酔医との面談、診察のあと、外科医との面談、診察をし、別棟へ、レントゲンを撮りにいき、プレリコーベロ、終了となりました。すべてにおいて、あまり待たされることもなく、11時過ぎには、病院を出れて、段取りの悪いイタリアでは、予想外でした。

 

病院から外にでると、青空が広がっていました。太陽もあり、空気は、冷たく、冬の晴天。

 

冷たい空気で、これからの試練への緊張感を感じ、その一方、明るい太陽に、前向きに立ち向かう勇気をもらい、身が引き締まる思いでした。

 

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