もう一度この映画「Whiplash」(邦題:セッション)を見てみたけど、以前見た時とは全く印象が違った。簡単に言うと今は理解が出来ると言う意味。



僕の沖縄時代の日々を思い出した。辛くて多くは語れないがこんな日々だった。音楽で全てが崩壊した。でも何十年経った今はその経験がいざと言う時の心の支えになっている。

ステージに上がる人間の日々取組むテンションが、お客さんよりちょっとテンション高いくらいでは、見にきたお客さんは感動なんてしないし、逆に冷めるだろう。下手したらこれがミュージシャンの当たり前なんて思うだろう。
見にきてくれるお客さんは、社会の中で揉みに揉まれて相当テンション高い所で日々を過ごしてる人も多いし、ましてや皆はその道のプロなわけで。職種に限らず。

よくミュージシャン同士の会話で耳にする"楽しい"とか"好きな事やる"って言葉に関して、実はその言葉で音楽を高める事から逃げてないか?そこは自分自身常にチェックを入れておいた方がいいと思っている。
難しい事言ってるように思うかもしれませんが、その分野に関してはお客さんよりはるかにテンション高くないと感動与えられないのはどんな仕事も一緒だし当たり前の事だと思います。

それ在りきで、その中で"楽しんでる姿"というのはさらに感動を生むのだろうと思います。精進します。