遠征振り返り記事を書いていたら大千穐楽から日が経ってしまいましたが、作品について振り返りたいと思います。


かなり個人的主観になりますが😅

しかも長文タラー


去年の年明け(エリザ地方公演中)に推しが変わって、初の4都市公演だったので情報解禁の段階から気合いが半端なく(笑)どのくらい推しが観れるかもわからないまま行ける限り観たい!と体力の限界で遠征日程を組んでチケットを確保しました🎫


前推し時含めても全都市遠征するのも、地方全通するのも初めてでした😂


前年に韓国で初演されたこの作品の日本初上陸。

その初日を観られることになり12月9日の初日は劇場に向かう前からいつになく興奮しドキドキしていました。

事前に韓国版の映像をYouTubeで見ていて、ベートーヴェンの音楽がモーツァルト!の時よりガッツリ使われていることと、推しがおそらくあの役なのではないか、、?ということだけはわかっている状態での初日観劇だったので、ベートーヴェンの音楽と素晴らしい歌唱の音圧、美しい舞台美術と衣裳に圧倒されあっという間に終演した第一印象でした。

まだ把握できていない部分も多いけど、これは凄いものをみた!!という開演前以上の興奮で翌日観る母に感想を話しました。


劇場で観た13回に加えて有難いことにアーカイブつきのLIVE配信が2回もあったので、劇場では極力推しロックオンで観ました。

配信はどうしてもプリンシパルメインになるので。


兵庫公演大千穐楽は、生でみて後日配信アーカイブで見返せるという贅沢なことまでできました。


27年ピアノをやっている私。好きな気持ちがないと集中して練習できないところが1番の欠点だと思っていますが、ベートーヴェンの楽曲は子供の頃はあまり好きではなくて、先生も(厳しくて怖かったわりには)無理には学ばせなかったので、初めたばかりの頃にエリーゼのためにを弾いたくらいで後は周りの生徒が弾いているのを聴いたり、演奏会等で聴くのみであれだけ有名なのにあまり曲を詳しく知らなかった。


今回公演前にトリビュート・トゥ・ミュージカル『ベートーヴェン』を購入し、好きだと思った曲の楽譜を買いに行き練習し、こんなに素敵な曲がたくさんあったのに触れずにきたなんてもったいなかったと思いました。

10月頃から今までの間に、「悲愴第2楽章」、「メヌエットト長調」、「月光第1.3楽章」、「熱情第3楽章」←今  を弾いてみました(^_^)

しばらくベートーヴェンから抜け出せそうにありません。


ミュージカル「ベートーヴェン」の話に戻って、、、


今回は照明もそこまで暗くなく、衣裳もデザインが少しずつ違っていて、前半から推しを見失うことなく見れたのは良かった。


ゴーストpianoさんの好きなところは沢山あり過ぎるけど、、、

1幕の宮廷劇場での下手ステージに背を向けての低姿勢が凄く綺麗で好きでした。

全体的に見たくてそこはオペラ外して見てました。


あとは、1幕も2幕もラストは舞が美し過ぎて《美》でしかなかったし、もちろん2幕冒頭キレキレモンテローザさんもかっこよかった。


でもどの場面が、というよりもう長身で手足が長いので、歩くだけで美しいという反則さ😍


全キャストについては、ベッティーナのキャラクターが私なら仲良くできないタイプというか、夢見がちで板挟みでやりづらいのはわかるけど、自分が無く流されやすい感じが共感できないせいか、木下さんの実力ならもったいない感じがしてしまったというか、もう少し素敵な女性を演じてほしいと思ってしまった😅


あとは、劇場で好評もたくさん聞こえてきたのでこれも好みの問題なのだろうけど、私はさかけんさんフランツはちょっとあんまりでした💦

出してほしいときに緩める歌唱がどうも気になって💦

あとは、怖さが浅く(怒鳴る等勢いのみ)感じた。

ゲス夫というよりは威厳を感じるフランツの方が腑に落ちたので。

これはフランツの理想像によるのかも🤔


トニのお父さんが生前娘に相応しいと思った品格はあったはずなので、一見出来た人に見えて奥深い部分に確固たる自分(偏った考え方)がある人なんだろうな、と考えると見るからにゲスではなさそうだと思うし。


全体的に、期待通りの素晴らしい作品に初演から仕上がっていたので、2幕でのカスパールとヨハンナのお子様の年齢(数年経っているのに赤ちゃんということは2人目?)等細かいところが次に観られるときにはブラッシュアップされていると更に良いなと思います。


主演のお2人があれだけの出番がありながらシングルで全公演できたのは本当に凄い!良かった!


公演期間が短いのが残念でしたが、またいつか観れる日がくると信じて待っています。