「ソルフェージュ」とは音楽家の基礎であり、ソルフェージュ能力を伸ばすにはリズム感音感読譜力

を養う事が大切です。

今回はその中の「リズム感」について書いていきたいと思います。 


そもそも「リズム」とは何なのでしょうか。

リズムは、ハーモニーとメロディーとを合わせて音楽の三大要素と言われていますが、その中で最も大事な要素がリズムです。

太古の昔、原始人が自然に体を動かしながら木などを叩いている様子を思い浮かべてみて下さい。これが音楽の起源と言われています。


作曲家の芥川也寸志氏は著書の中で、


リズム無しには音楽は語れない。

生命と直接かかわりを持つ力である。

リズムは音楽を生み、

リズムを喪失した音楽は死ぬ。

リズムは音楽の基礎であり、

音楽の生命であり、

音楽を超えた存在である


と述べています。


では、死んだ音楽にならず生きた音楽にするためのリズム感を養うにはどうしたらよいのでしょうか。

それには「」の感覚を持つこと、そして「拍子」を感じることが大切です。 


次回は「拍子」について、そして音楽は「動いて流れている」という感覚を養ってもらえるようレッスンで取り入れていることを具体的に紹介していきたいと思います。       

2015/3/4   

※参考図書
・菊池質子著   誤解されているソルフェージュ
・芥川也寸志著   音楽の基礎
・岩城宏之著   岩城音楽教室


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