怒濤の１０年

日本の皆さんは

補習授業校ってご存知ですか？


海外に住む日本の子供たちが
毎週１回、
母国語（日本語）を学ぶための学校で、
日本政府から国庫補助金の配賦を受けて運営しています。


ベルリンにも２校。



そのうちの一つ、
共益法人ベルリン中央学園補習授業校


かつて
私は、そこの４代目理事長でした。


本当は、

泣いて嫌がった
理事長職。


・・なのに



それまで
音楽の世界にどっぷりだった私・・

運営についても、
事務関係の仕事についても、

全てが未経験！


・・なのに！


当時、学園には
事務職員を雇う余裕は、あるはずも無く・・

一人、
寝る間も惜しみ
馴れないワープロ（昔の事ですので・・）を使って
公式文書作成の日々・・


しかも！
ドラマの世界のような数々の事件にも遭遇・・
盗聴・・怪文書・・

ひゃ～！！


きっと、私・・
アドレナリン
出まくり状態だったはず。


一銭にもならない
ボランティアの仕事・・


でも、一旦引き受けたからには、

生徒総数３０名程度の
「吹けば飛ぶような」
と言われた弱小校を守るため・・

自分が出来る事を

精一杯

誠実に
やり遂げるのみ！



こうして

１０年・・

学園は生徒総数１５０名を越えるほどに！
（その後も生徒は増える一方だとか。）

私
無事、責任果たしましたよね。


この歳になると、
あの頃の頑張りは・・・もう絶対ムリ！




昨日、
学園の今年度「総会」が開催。


私・・
同じくボランティアの役職ですが
今年度も引き続き評議員に。




ベルリンの日本人社会の中で、

私の場合、

まだまだ

本業一本の顔・・

という訳にはいかないようです。


注：私は音楽家（ピアノ）です！








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