🎹出口比呂子ピアノ教室🎹
ぴあの広場
横浜市栄区のピアノ教室です。ひとりひとりの個性を大切に、基礎の大切さと、のびやかな音楽を目指しています。小さなお子様から音高音大受験まできめ細やかなレッスンを行います。
懐かしい写真です。ガジェヴさん、お若い!!
私は長女とピアノコンサートに行きました。今から8年くらい前かもしれません。たまたまピアノ発表会などでよく使用していた近所のリリスホールで昼間の午後にピアノコンサートの告知があり、丁度二人で時間が合った為に出かけました。2015年の浜松国際ピアノコンクールで優勝したピアニストでした。
昼間のコンサートだったので、演奏時間は1時間少しくらいだったと思います。
席は1番前の左手に座ったのを覚えています。
演奏が始まり、最後の曲にピアニストの方は
ショパンのソナタ第2番変ロ短調「葬送」Op.35を演奏しました。
それを聴いていた私は心が震えてしまいました。
聴いているうち、ピアニストの方の姿は薄くなり、ピアノの横にスッと、悲しい顔をしたショパンが立っていました。
すみません…私、イタコではありません。
そして、ショパンが小さな声で話し始めました。
少し‥話しをしてもよいですか…辛いことがあったんです…幸せなこともありました…そして、淡い思い出、愛情、寂しさ、悲しみ、慟哭、恐怖、怒り、有名な第3楽章、葬送行進曲では、絶望、孤独、安らぎ、最後の第4楽章では、何も無くなった暗い夜に嵐が吹き荒れ全てが終わり息が絶えていくような。。墓場🪦を吹く風と言われているらしいです。
それを、ピアノの横に立ったショパンが、静かに語り、私はショパンの人生がこんなに辛かったのか、と、涙が止まらなくなりました。ショパンが語る幸せな思い出にも、涙が止まらなくなりました。そして全てを語ったショパンは暗闇にゆっくり姿を消して行きました。
ふっと、気がつくと曲は終わり、沢山の拍手が鳴り響き、私を見つめる唖然とした娘の顔。。
「お母さん、なんで泣いてんの?!!」
「だって、ショパンがあまりにかわいそうで…かわいそうで…」おいおい
母、ほとんど号泣。
娘、呆然•••
しつこいですが、私は恐山のイタコではありません!
本当に素晴らしい演奏でした!今でも忘れることができないコンサートでした。
コンサートが終わりサイン会があり、私と娘は、その外国の方にしては小柄な素朴な雰囲気のピアニストの方にサインを頂き、写真もご一緒に撮らせて頂きました。
サインは、アレキサンダー•ガジェヴと書いて下さいました。
それから、約6〜7年後くらいでしょうか、私がワルシャワのショパン国際ピアノコンクールを聴きに出かけた時に、ガジェヴさんは、第2位🥈に!!あの時に演奏したショパンソナタ第2番で「ソナタ賞」も受賞なさいました。
あの時のガジェヴさんのソナタを聴けて本当に嬉しかったです。
そして再び、お見かけしたガジェヴさんは髪の毛が肩まであり、よりアーティスティックな鋭いオーラをまとったピアニストでした。
アレキサンダー•ガジェヴさん、本当に素晴らしいピアニストですね
ではまた!
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