Piano duo Days

ロストックでの4年半

2024.2.10

4年半の留学生活を終えて

ついに日本へ完全帰国しました🎓🌸

卒試が終わってから帰国するまでの1ヶ月弱は､思い出の場所巡りをしつつとにかく引っ越し作業に追われていて！🥲

使っていた家具を売ったり､捨てたり､住民登録を解約したり､銀行や保険の契約を解除したり、、

ひとつひとつ留学を終えるための準備をしていると､ 2019年にドイツへやってきて右も左も分からないなか必死で､でも期待に胸を膨らませながら生活を整えていたことを思い出して☺️🫧

ああ本当にこれで終わってしまうんだな、よく頑張ったなぁ.. っと、少しずつ実感が湧いていました

はじめてのドイツ生活、はじめての姉との2人暮らしは思っていたよりもずっと大変で🤭

最初はお料理するのに野菜の切り方から携帯で調べたり

練習､レッスン､授業､レポート､ドイツ語の勉強、家事に追われて目が回るように過ぎていったドタバタな毎日も、

留学を始めてたったの半年でコロナ禍に突入してしまって､思い描いていた留学生活とは正反対の引きこもり生活を強いられメンタルがボロボロになってしまったことも、

今となっては全部なつかしくて🥲

貴重な思い出だなあ､としみじみ感じます。

なにより､ずっとずっと憧れていたStenzl先生の門下生になれて､魔法のようなレッスンをたくさん受けられたこと🥹🪄✨ さらにOlha&Oleksiyデュオがアシスタントの先生になってくださったことが奇跡のようで、、

もう二度とないような贅沢な環境でピアノデュオを勉強できて、それだけでなく先生方に娘のように、孫のように( ?🤭 ) プライベートでもたくさん可愛がっていただけて🌼🥺

幸せを何度も何度も、

噛み締め続けた4年半でした。

アシスタントの先生ご夫婦( 超大好きデュオ )と、最後に一緒にお食事したときの写真🤍

「ピアノデュオを専門の課程で学びたい！ステンツル先生の弟子になりたい！」という気持ちだけで､縁もゆかりもない " ロストック " という小さな港町に突然住み始めたわたしたちでしたが、

周りには色々な国から同じようにロストックに来て必死で頑張っている友達がたくさんいて、思い返すといつもわたしたちの大きな大きな心の支えになってくれて

全く知らない土地で､いつのまにか家族のように大切に思える友達がこんなにも増えていたんだ､と感慨深い気持ちでいっぱいになりました🌸

わたしたちのロストックでの最後の時間に､忙しい合間を縫って次々と会いに来てくれたり､こっそり計画してサプライズでみんなが集まってくれたり..！( とっても感動した

)

なんとさらにさらにサプライズで、今までのたくさんの思い出写真を集めた素敵な卒業アルバムを作ってくれたり、、

( 空港まで行く電車の中で

何度も見返して彩と号泣しました🥲 )

こんなに大好だと思える友人にたくさん出会えて､本当に本当に幸せものです😢🌼

つらいこともたくさんあって､もう日本に帰りたいっ！と思ったことも何度あったか分からないけれど､それ以上に得られたものが本当に大きくて✨

かけがえのない4年半だったなと、そして、本当によく頑張った！！！と後悔なく胸を張って言える留学生活でした

初めてロストックを訪れたときに「ディズニーランドみたい..！☺️ 」とわくわくした色とりどりに並ぶ建物や、ぼーっと眺めているだけで何度も心が救われた港の景色、街をお散歩するカモメたち、街中に響くマリエン教会の鐘の音、曇り空を集団で飛んでいく渡り鳥、夏の爽やかな日に外で飲むドイツビール、練習を終えて何度も立ち寄ったジェラート屋さん、キラキラに輝くクリスマスマーケット、家で友達と話が尽きず気づいたら夜中の3時になっていたり、、！

もうあの日々が戻って来ないんだと思うと胸がギュッと寂しく切なくなりますが､でも目を瞑るといつでも鮮明に思い出せるように､いつまでも心の中の宝箱に大切に閉まっておこうと思います