ピアノのお手入れ学入門!
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消音もよしあし

アコースティックのピアノが消音状態になるサイレントピアノはピアノが出来てから約200年ほどの歴史の中で最大の発明といえると思います。
だって、普段は生音が出ている楽器が簡単な操作1つで音が消えるんですもん。それはすごい。

でも、なんかこれだけ普及しちゃって市民権を得てしまってちょっと困った感もなきにしもあらず、なのです。


あるお客様からのご相談で、今住んでいるマンションに実家からピアノを運びたいんだけど、消音の機械を取り付けないと入れたらダメだといわれたらしいんです。

ピアノって長く使うものです。
そのお客様もご自身が長く愛用されてきたピアノを娘さんに、と思われて運ぼうと決意されたんです。
でも、大家さんに相談すると「消音ユニットを取り付けろ」とのこと。


そりゃ最近は消音の機械もポピュラーなモノになってきています。

でも、ご自身が長らく愛用されたピアノに穴を開けたりクギを打ったり機械を組み込んだりすることに抵抗のある方もいらっしゃるんです。


防音の一番大事なところはご近所さんとのおつきあいだと思っています。

消音ユニットをつけるからOK、というような単純な話ではなく、むしろピアノに対する愛着を持ってもらったり、ご近所の方にピアノに関心や理解を持ってもらう努力をするという気持ちの方が大切なような気がしてなりません。

ピアノ弾かなければ調律しなくていいの?

ピアノの弦は1本70~90kgくらいの力で強く引っ張られています。

弦は約200本ほどありますので、全体では約20tの力がかかっています。

これはピアノを弾いていても弾いていなくても、自然とかかっている力です。


ピアノを弾けば弦が打たれて音が鳴る。
当然、弦も疲労しますので調律の必要性は生じてきますが、ピアノは弾かなくても弦にかなりの力がかかっているのでじわじわとくるってきて調律が必要になってきます。


「最近全然弾いてないから調律の必要はない」と言われることも多いのですが、弾く・弾かないにかかわらず、調律はできれば定期的に行った方がいいと思いますよ。

乾燥剤って絶対にいるの?

結論から言うと、乾燥剤は必須ではありません。

ピアノの置かれた状況によりけりですし、なおかつピアノの状態によっては過乾燥になってしまうことも考えられます。
過乾燥(=乾燥しすぎる)だとどうなるかというと、タッチや調律の乱れが起こりやすくなってしまいます。
湿気てしまうことも問題なのですが、過乾燥も問題なんです。



湿気がたっぷりのお部屋だと乾燥剤は使うべきと思いますが、そうでないなら特別に使う必要はないと思います。

それよりも、お部屋の風通しをよくしてあげるとか、年中かぶっているカバーをはずしてあげるとか、そういうケアの部分に意識を少し持っていくだけで、ピアノの状態はぐっと変わってきます。

乾燥剤は便利なモノですが、最終手段としてとっておくのもいいかもしれませんね。

もちろん、今、乾燥剤が入っている状態のピアノはその状態がよい状態なので、無理矢理取り出す必要はありませんよ。念のため。

電子ピアノの鍵盤のコトコトいう音が気になります

電子ピアノのコトコトいう音、わりと気になりますよね。
でも、まず結論から言いますと、あれは雑音ではありません。
鍵盤が動くたびに鳴る派生音のようなものです。

これは電子ピアノだけでなく生ピアノでも同じことが起こっています。
でも、音が大きくなるために気づかれていないだけなんです。

では、この派生音の出所はと言いますと、鍵盤をゆっくり指で
押し下げていくと当たる「棚板」と呼ばれる部分、ここがその場所なのです。
この棚板に鍵盤が当たる音がコトコト音の正体です。


エレクトーンやキーボードは鍵盤自体も薄く、センサーへのタッチにより音が出ていますので、そもそも棚板が存在しません。
生ピアノの場合はアクションがありますので棚板を取り除いた設計は不可能です。
電子ピアノの場合でも生ピアノをシュミレートしてありますので、ある程度生のピアノに近いアクションを持っている物がほとんどです。

ですからこのコトコト音はピアノにはつきものなんですね。


というわけで、鳴らないようにするのは不可能ですので気にせず練習してくださいね。

長い間放置しておいたピアノにカビが!どうしましょう?

 どうしましょう?と言われても困るんですが(笑)

 ま、とりあえずは掃除ですね。

 カビといっても頑固なものからそうでないものまで色々あります。
 でもピアノに付着するカビは意外と簡単に取れることが多いんです。



 まずは少し堅めにしぼった雑巾でゴシゴシやってみてください。

 取れなければ、若干塗れている雑巾で水分を含ませながら拭いてください。

 それでも落ちなければコンパウンド等の研磨剤で磨くことになります。



 カビに限らずピアノの汚れに有効なのは固く絞った雑巾。
 なんとなく水分は厳禁という感じですが、外装に関してはある程度平気です。

 べちゃべちゃは厳禁ですが、手入れですのできちんとやれば問題ないですよ。


 怖がらずにぜひトライしてくださいね。