揺れる灯火藤の香りがたちこめてその花弁のなか身を包むように舞うあなたに見惚れましたこの命をあなたの灯火にそれでも時は残酷なものわたしを残してあなたは去る一言わたしに希望を残してこの世界を見つめてと旅をつづけ やっと気づいたあなたは最後までわたしを想って優しさをたくさんくれたのだと