誰かが笑う その面影が遠ざかり
今は押し迫る
この緊張はどこから来るのだろう
列車の速度はどこまで加速して
わたしの鼓動も どこまで高くなるか
比べても 答えに辿り着かないこと知っている
心が叫んでも 変わらないみたいに
泥水の甘さを知る術はないのか
水底の闇は限りなく深く
わたしたちの焦りは ただただ そこに
横たわっているのだろう