ここはわたしの居場所じゃないなんて言うけど
いつかの過去に自分が居たとして
きっと何も変わりはしないし
同時にここに居る意味が解かった気がした
しばらく瞳をとじて考えても
はっきりとはしない感覚に
“怯(おび)やかされた” 現在〈イマ〉を生きる
何気ないこの刻〈トキ〉が
いつか実感のある未来なのだと
気づくまで この時空と戯れて
息を吸う
託された未来に問う
可能性なんかに振り回されながら
止まらぬ空間を虚空と名付けたなら
進めるはず
動くことを運命(さだめ)られた
誰も見たことのない世界
かき集めた傷跡にも似た
わたしだけに許された
生きてゆける 大切な
切ない時間の流れと共になる 今を