どうやら充と喧嘩して、いやになったらしい。




「峻・・!ちょっとキッチンかりたよ?  はい。ココア。」




峻「さんきゅ。」



「峻、女の子じゃなくて良かったね? 女の子だったら





 耐えきれないよ。   そんなの毎日だから。」





峻「・・・そうか?女子のほうが・・楽で楽しそうに・・・見えるんだけど・・・」




「女の戦いは恐いよぉ?  なんちゃって(笑)」



でも、明らかに喧嘩しただけではなさそうだし・・・・




まるで病気にかかったみたい。





「峻~。今度、病院いこっかぁ!検査とかしてたほうがねんのためでしょ!」




峻「いいけど。」


「じゃあ、決まり。日曜日ね?」




峻「あ・・ごめん。その日は、恵美と―――・・・・・




あー。あー。話せば恵美、恵美って。




聞きたくないよ。




峻の頼もしくてかっこよくて爽やかな声から




恵美の名前、聞きたくないよ。









気づけば私はベットの上。



峻の家かと思ったら、自分の家。



おばさんによると泣いて泣いて泣いて家にダッシュで戻ったらしい。




学校さぼっちゃった。






何でこんなに苦しい想いをしなければいけないんだろうか。





真実を語っているのにさ。




「ゴメンね。・・・・でも約束したでしょ?




 五歳くらい・・・だったっけなぁ。懐かしい。」




~五歳のとき~




晴「ねぇ~!わこちゃんの、未来の旦那さんは、だあれ?」




「あたし?あたしはぁ・・・峻クンっっ!」



「優しくて、かっこよくて、ぴったり!」



峻「おーれーもー!わこちゃんと大きくなったら結婚するんだもんなっ!」








「そんな約束もしたんだっけ・・・(笑)」




思い出をおもいだして・・・・喧嘩をしたり、結婚しよって言ってた頃にもどりたかったり




いろいろ・・・後悔はしてる。





でもそれだけ良いことはあったんだから。






「!!・・・涙・・」



しょっぱいなぁ・・・



「はぁ。」








人生は後戻りできない。






過去に戻れないのかなぁ?




でも、過去に行きたいだなんて






マイナス思考。










その涙は輝きながら頬を伝って




髪に落ちる。






その私は輝きながら君を伝って




君に落ちる・・・・・






っていってみたり?