6月26日 東京フィルハーモニー交響楽団 6月定期演奏会 19:00 東京オペラシティコンサートホール

 

 

 

【プログラム】

 メシアン : トゥーランガリラ交響曲

        Ⅰ.序奏

        Ⅱ.愛の歌

        Ⅲ.トゥランガリーラ 1

        Ⅳ.愛の歌

        Ⅴ.星々の血の喜び

        Ⅵ.愛の眠りの庭

        Ⅶ.トゥランガリーラ 2

        Ⅷ.愛の展開

        Ⅸ.トゥランガリーラ 3

        Ⅹ.終曲

 

指揮:チョン・ミョンフン(名誉音楽監督)
ピアノ:務川慧悟
オンド・マルトノ:原田 節

 

 

 

う~ん…

なんとも不思議な世界の曲でした凝視凝視凝視

 

 

何というか(悪い意味ではなく)マインドコントロールされそうな音の世界が約80分、密状態で展開されてました凝視

 

 

今回、メシアンさんの曲を聞くのはお初。

時々チラシで見る事はあって気にはなっていたけど、こういった定期演奏会でなければ自らチケットを買って…と言う感じではなく。

 

 

ステージ上には、交響曲なのにステージ真ん中にまるで協奏曲のようにピアノがドーンビックリマークと置かれ、その上手側に、今回の目玉の1つでもあるオンド・マルトノと言う不思議な音を出す電子楽器。

 

オケは16型。

 

最後列には、ずらりと色々な打楽器。

タンブリン、プロヴァンス太鼓、小太鼓、大太鼓、トライアングル、小シンバ ル、クラッシュ・シンバル、サスペンデッド・シンバル、チャイニーズ・シンバル、タム・タム、チュー ブラー・ベル、マラカス、ウッドブロック、テンプル・ブロック3、グロッケンシュピール、ヴィブラフォ ン

こんなにたくさんの打楽器と言うのも壮観だけど、その中にティンパニがないと言うのもちょっと興味深い。

 

 

第1楽章から「調」がよく分からない展開で、ただトランペットが吹く「彫像の主題」はその後も時々登場して、これはけっこうカッコイイメロディだなぁと思いましたけど、その他は、まるでフィナーレののような盛上がりの第5楽章、オンド・マルトノと務川くんのピアノがゆったりと堪能できた第6楽章、唯一、メロディっぽくリズムにのれた第10楽章以外、ほんとよく分からない強烈な音がずっと鳴っていると言う感じ。

 

 

務川くんのピアノも目を見張るほどのリズムと音符の量だったし、よくリズムを間違えないなぁと関心だったし(先週、ストラヴィンスキー弾いたばかりだし!)、初めて聞いたオンド・マルトノは鍵盤みたいなのと色々な形のスピーカーが4個?5個?あって、個人的にキーーン、ヒュ~~~と言う電子音がちょっと苦手驚きアセアセ

 

 

曲は全体的に常に強音、強打で、オペラシティの広くはないホールに不規則、不協和音、そして電子音がめちゃ密度が濃い状態で飽和状態みたくなってて、なんか常に何かに頭の中を支配されてるような感覚で、ただただ務川くんのピアノと打楽器のみなさんとミョンフンさんの指揮を追っていないと、どこかに意識を持っていかれそうな感覚になってましたもやもやもやもやもやもや

 

今までに経験した事のない変な気持ちの状態で約80分、聞いてました。

 

 

多少、気にはなっていた曲なので、この機会にミョンフンさんで聞けたコトは良かったなと思うと同時に、この先は(個人的に)もうないな…と。

まあ、こう言う事も時にはありますよね。

 

 

ただ、オケのみなさんのめちゃ熱い演奏、そして3公演やりきった感はとても伝わってきて、第10楽章の最後の方なんて、唯一ちょっとその熱気にウルッときそうになりました。

 

 

なんか、まとまりのない記事になってしまいましたが、ほんと、自分でもよく分らない世界感で、これ以上かけません笑