5月21日 ユライ・ヴァルチュハ✕読響 19:00 サントリーホール

 

 

【プログラム】

マーラー : 交響曲第3番 ニ短調

        Ⅰ. Kräfig. Entschieden

        Ⅱ. Tempo di menuetto. Sehr mässig

        Ⅲ. Comodo. Scherzando. Ohne Hast

        Ⅳ. Sehr langsam. Misterioso

        Ⅴ. Lustig im Tempo und keck im usdruck

        Ⅵ. Langsam. Ruhevoll. Empfunden

        

メゾ・ソプラノ : エリザベス・デション
女声合唱 : 国立音楽大学(合唱指導:工藤俊幸)
児童合唱 : 東京少年少女合唱隊(合唱指導:長谷川久恵)

 

指揮:ユライ・ヴァルチュハ

読売日本交響楽団

 

 

指揮者ヴァルチュハさんは、2022年に同じ読響でマーラー交響曲第9番を聞きましたが、その時は期待していたほどの大感動ではなかったけど最後はウルっと泣ける演奏でした。

 

とは言え、今回は私が好きなマーラー交響曲ベスト3に入る第3番との事で、もちろん楽しみでした。

P席に合唱(女声合唱役42名、児童合唱役30名)、ソリストはコンマスの前(待機は指揮者正面)が、第1楽章終了時に入場しました。

 

 

冒頭、完璧ビックリマーク気持ち良い~の冒頭ホルンビックリマークビックリマーク

今回、ホルンもでしたけど、金管、特にトロンボーン首席の方がめちゃ上手くて、第1楽章などなどソロパートとかゾクゾクしましたスタースタースター

読響の金管て、こんなに上手だったのね、と(失礼ながら)感動してしまった。

 

 

第3楽章のポストホルンは、P席後方下手側のドアを開けての演奏でしたが、2階席中央列の私の席では少し音がちょっぴり物足りない感じがしました。

郷愁漂う音なので遠くから聞えてくる感じですけど、もうちょっと響いた感じが好きです。

 

第4楽章の独唱エリザベス・デションさんは、とても素晴しかったキラキラ

包み込まれるような優しさを感じる歌声照れ

 

第4楽章から第6楽章までほぼアタッカで演奏されましたが、第4楽章が終ったと同時にP席にスポットライドが灯り、合唱全員がいっせいに立ち上がりました。

 

児童合唱団のビムルンルンバムルンルンビムルンルンバムルンルンにっこりニコニコにっこりニコニコにっこりニコニコ

 

毎回、ここからウルッとしてしまうえーん

 

 

そして弦による美しいメロディの第6楽章。

穏やかな人生の終わり…みたいに思う。

 

ヴァルチュハさんは、この楽章では指揮棒を使わず両手で柔らかく指揮。

その時点ですでに1時間を越えているにもかかわらず、弦のみなさんのエネルギーを感じる厚く深い演奏にジワる。

 

金管も気持ちのいいぐらいにゆったりと咆えていた。

 

フィニッシュへ向けての盛上がりはステージ全体が最後の力を全部降り注いでる感じが伝わってきてアドレナリンが出ました。

最後まで金管が素晴しく、更なる感動を呼んでいたと思う。

そしてティンパニの強打も!!

 

最後は十数秒の残響が残るなかの静寂。

からの~嵐のようなブラボー拍手拍手拍手

 

約100分、あっという間だった。

全体的に穏やかな感じで、(第9番と同様)劇的な大感動ではなかったけど、

やっぱり改めてこの曲好きだわ~と思ったのでした。

 

 

ぶらぼぉ~~!!爆  笑

 

 

客席は99%埋まってました。

そうそう、ヴァルチュハさんは総譜有りでしたけど、カーチュンは総譜なしだったんだよなぁとふと思いだし、100分のこの複雑な曲を暗記してるってすげー!と改めて思った私です。

 

 

 

この公演の様子は7月にテレビ放送があるみたい。

(いつの間にか「読響プレミア」から番組名が変わってた。)