3月13日 東京フィルハーモニー交響楽団3月定期演奏会 19:00 東京オペラシティコンサートホール

 

 

【プログラム】

 

レスピーギ : リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲

        Ⅰ. 愛らしいラウラ

        Ⅱ. 田園舞曲

        Ⅲ.パリの鐘とアリア

        Ⅳ.ベルガマスカ

(休憩)


オルフ : 世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』*

       運命 それは世界の女帝

         1. おお 運命よ

         2. 運命のもたらした傷を 私は嘆く

       Ⅰ.春

         3. 春が素敵な顔を

         4. 全てを太陽が暖める

         5. さあ見てごらん

       緑の野原で

         6. 踊り

         7. 気高い木々に

         8. 小間物屋さん ちょうだいな

         9. 輪舞

         10. 世界中が俺のものでも

       Ⅱ. 酒場で

         11. 胸の中は滾(たぎ)っている

         12. 昔は湖にいたものさ

         13. 俺は修道院長だ

         14. 俺らが酒場にいる時にゃ

       Ⅲ.恋の庭

         15. キューピッドは飛び回る

         16. 昼も夜も すべてのものが

         17. 少女が立っていた

         18. 俺の心は

         19. 兄ちゃんと姉ちゃんが

         20. おいで おいで さあおいで

         21. 秤にかけてみよう

         22. 歓(よろこ)びの時が来た

         23. 愛しい貴方

       ブランツィフロール(白い花)とヘレナ(絶世の美女)

         24.ようこそ 最も美しい女(ひと)

       運命 それは世界の女帝

         25. おお 運命よ

 

ソプラノ:ヴィットリアーナ・デ・アミーチス*
カウンターテナー:彌勒忠史*
バリトン:ミケーレ・パッティ*
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)*
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団(児童合唱指揮:掛江みどり)*

 

指揮:アンドレア・バッティストーニ

東京フィルハーモニー交響楽団

 

 

 

前プロメインプロともに初聞き。

どちらもめちゃ楽しかった~!!チュー飛び出すハート

 

そして、約4ヶ月ぶりのバッティもめちゃ熱かった~炎

 

 

開演前のステージは、もう所狭しと椅子と楽器が。

14型オケに、ティンパニやタムタム、グロッケンシュピールなどの色んな打楽器。

そしてスタンウェイが2台、チェレスタ、チェンパロも。

 

 

レスピーギは、なんとも言えない春の夢心地な曲でした照れスター

穏やかで緑豊かな風景、ロマンチック、ちょっとお天気が安定しなかったり、ウキウキ気分だったり、そして思わずみんなで踊りたくなったり。

そんな色んな春の七変化な情景が浮かびました。

なんか東欧にいるような錯覚。

木管の音色がとても心地良かった。

ベト『田園』みたいかなぁ。

 

ローマ三部作しか聞いた事がないので、新たな一面を知りました。

 

あまりにも良かったので、個人用に音源貼ります。

 

 

 

 

そしてそして、何もかもがお初のメインプロ、『カルミナ・ブラーナ』。

 

これがめっちゃ楽しくて、あっという間の60分。

ほとんど合唱と独唱でオケはほんとに伴奏って感じだったけど、まるでオペラを見てるかのようで、でもオペラみたいに豪華な感じはしないんだけど、とにかく圧倒されて感動!!

 

合唱は男女約60名で2階両サイドバルコニー席とP席の一部。

児童合唱団は、P席真ん中に約20名。

ソリストはバッティの目の前。

みなさん、最初からのスタンバイでした。

 

 

ホールが割れるんじゃないかというぐらいの熱量で始ったティンパニと合唱。

特に合唱はすごいビックリマーク

「O Fortunaビックリマークビックリマークビックリマーク」とピリピリと壁が震えそうでしたびっくり

ちょっと『怒りの日』に似たようなメロディで、どこかで聞いた事ある感じ。

 

 

最初の頃は無料配布された歌詞対訳を目で追ってたんですけど、

途中からはもうステージに耳が釘付けになり、

特にソプラノのアミーチスさんはめちゃくちゃ良かった照れ

澄んだ高音で涙が出そうになった。

 

 

バリトンのパッティさんは、途中ちょっと声が出てない感じのとこもあったけど、酒場での場面は楽しかったですニコニコ

 

 

そして何と言っても面白かったのは、出番は少なかったけど、彌勒さんの白鳥の歌!

白鳥に見立てた人形を隠し持っていたのを抱いて歌ってたんですけど、

「昔はモテてイケメンの白鳥だったのに、今や焼かれて、皿に乗せられて、飛ぶことも出来ない…えーん」って嘆いている背後から、男性合唱が「悲惨だぜっ!ニヤリ」「悲惨だぜっ!ニヤリ」って追い打ちをかけるように何度も歌う。

それを何とも言えない視線で振り返って見てる彌勒さんショボーン

なんか面白かったなぁ~爆  笑

 

 

そして演奏開始から30分以上たってやっと出番の児童合唱団のキューピット照れキラキラ

澄んだ歌声で、しかの声量もあってとっても良かった。

長い時間座って待ってたのに偉かったね~と、ちょっとウルウルえーん

 

 

最後はまた冒頭のO Fortuna!!に戻って、オケも合唱もそしてバッティもめちゃ盛り上がって熱いフィニッシュ!!!!

 

えーーもう終わり!って思ってしまったぐらい、もっともっと聴いていたかった。

なんか頭の中が痺れる感じで、帰ってからもしばらくぐわんぐわんてなってたびっくり

 

そして、ぶらぼ~が嵐のように飛んでいた拍手拍手拍手

 

 

バッティは前プロもですけど、譜面はいっさいなし。

穏やかに指揮してた前プロに比べて、後半は動きがほんとにたくさんでバッティ節全開。

気のせいか髪の毛もしゅっと短くなってて、少しお腹周りがスッキリしたような気がしました。

 

 

バッティは11月にマラ7を聞く予定。

こちらも楽しみルンルン