10月31日 セミヨン・ビシュコフ✕チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 19:00 サントリーホール

 

 

【プログラム】

 

ドヴォルザーク : 序曲「謝肉祭」 Op.92

ドヴォルザーク : ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33 B.63*

          Ⅰ.Allegro agitato

          Ⅱ.Andante sostenuto

          Ⅲ.Finale. Allegro con fuoco

 

ドヴォルザーク : 交響曲第7番 ニ短調 Op.70 B.141

          Ⅰ.Allero maestoso

          Ⅱ.Poco Adagio

          Ⅲ.Scherzo.Vivace

          Ⅳ.Final. Allegro

 

*ピアノ:藤田真央

 

指揮:セミヨン・ビシュコフ

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 

 

 

めっちゃ良かった~楽しかった~!!チュースター


 

オール・ドヴォルザークプログラムで、チラシに記載の東京公演はすべて違う曲。

ギル・シャハムさんのヴァイオリン協奏曲や大好きな交響曲第8番や新世界。

悩むわ~~…キョロキョロもやもや

って、でもドヴォルザークのピアノ協奏曲の実演はめちゃレア。

しかもソリストは真央くん。

って事で、この日のチケットを購入しました。

 

 

ビシュコフとチェコフィルの来日公演を聞いたのは、2019年。

当時は、旧ブログがいきなり消滅…と言うトラブル時に聞きに行って心がざわついた状態だったにもかかわらず、それを一時的に忘れていられるぐらいとても感動。(あれから4年かぁ・・)

なので今回もめちゃ期待してたし、何よりソリストが藤田真央くんと言うのも更にワクワクラブラブ

 

 

オケは16型。

メンバーが登場して、客席から拍手が起る。

なんと一番最初にコンマスさんから登場。

たいてい一番最後に登場して拍手がいっそう大きくなるのに、彼がコンマス席に最初に到着した瞬間、客席の拍手も大きくなりました拍手拍手拍手

 

 

そしてビシュコフさん登場~ルンルン

4年前は(失礼ながら)指揮棒をブスブスと下方に刺してる感じが「たこ焼きやいてる高木ブーたこ焼き」だったですけど、今回は前方にけっこうクルクルと「綿菓子作ってる高木ブーうずまき」でした(なんのこっちゃ!てか、失礼しました(o_ _)o悪意はないですアセアセ

 

 

華々しく始った『謝肉祭』

おぉ、熱いビックリマークめっちゃオケが揃ってて盛上がり~!!

特に弦のまとまりは聞いてて気持ち良かった。

 

 

そしてピアノがセッティングされて、真央くん登場。

オケは12型に。

ドヴォルザークのピアノ協奏曲は、ピアノの難易度が高い割りにはあまり際立たないことから、チェロ協奏曲やヴァイオリン協奏曲に比べて演奏機会がとても少ないそうです。

なのでヴィレム・クルツによってピアノパートが改訂されたクルツ版が作られ、一時はクルツ版の演奏が多かったようですが、近年は原曲版を重んじる傾向が強くなったとの事。

無料パンフにも今回は原曲版での演奏と記載されていましたが、当日「クルツ版で演奏」とアナウンスがありました。

 

私にとっては確かにドヴォルザークのピアノ協奏曲って聞いたことないしピンとこないし、原曲版でもクルツ版でも違いは分からないだろな~と言うレベルなので特に問題もなく。

 

 

真央くんのピアノはオケに埋もれるコトなく、そして柔らかタッチなのにはっきりと存在感のある優しい音。美音キラキラ

しかも謝肉祭でちょっと素朴な感じの音色だったのに、この真央くんとのピアコンになったら、オケがクリアでちょっとセクシーな音色に。(個人感ですw)

真央くんとのバランスが素晴しかった。

 

確かに(クルツ版も)思ったより見た目に派手なピアノ演奏は多くは無かったけど、第2楽章のゆったりとした美しさや和音、第3楽章の民族舞踊っぽいリズム感などなど、真央くんならではの見せ場はたくさんあったと思う。

 

なんで演奏機会が少ないのか不思議なくらい。

派手に音を奏でるのも聞いててワクワクするけど(ラフコン2みたいな)、ドヴォルザークのピアノ協奏曲もそれはそれで充分聴き応えはあるのにな~と私は思いました。

ピアニストにもよるかもだけど。

 

 

なりやまない拍手に意外とあっさりと挨拶して、そしてアンコールは、

プーランク:15の即興曲第12番「シューベルトをたたえて」変ホ長調

これも音がキレイだったな~キラキラ

 

 

そして後半、交響曲第7番。オケはふたたび16型。

2年前に初めてきいて、1回でお気に入りになった曲。

久し振りに聞きましたが、途中にどこか懐かしいメロディがあったり、そして何と言ってもホルンの音色が泣けますね音符

オーボエやファゴットとの掛け合いも。

そしてオケ全体のバランスがとってもいいなぁ~と。

どこかのパートだけ際だって上手いとかではなく、ほんと全体のバランスがよくてCDのような完成度。

ビシュコフさんのクルクルと綿菓子を作ってるかのような指揮棒にこたえるメンバーの方々の笑顔も、更に演奏を素晴しいものにしてるアイテムと思いました。

 

ビシュコフさんは楽章が終わるごとに汗を拭き拭き笑

最後はピシっと決めて、ブラボーが飛び交いました。

ドヴォルザークはなんとなく短調の曲のイメージ、そしてそう言う雰囲気が似合うな~と勝手に思ってたんですけど、最後に長調に転調した流れがなんかとてもよくて、そこからフィニッシュまでの短い時間に感動でウルウルえーん

 

先日のマケラオスロフィルに負けないぐらいの拍手喝采拍手拍手拍手

客席も99%埋まってました。(真央くん効果もありますね)

 

オケアンコールは、ブラームス:ハンガリー舞曲第5番

 

めっちゃテンポ良く盛り上がったけど、もう私はビシュコフさんがコバケンさんにしか見えなくて、これはちょっと無くても良かったかなぁ~と驚きアセアセ

 

 

 

チェコフィル、日本公演は10月28日(土)~11月4日(土)の全7公演で、そのうち東京公演(横浜公演含む)が4公演。

その合間に愛知、新潟、大阪と移動。

お休みは11月2日の1日のみ。

みなさん移動でお疲れのないよう、素晴しい演奏を期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日から11月ですね。

天気予報では夏日の予報もでていて秋とは思えない気候で異常極まりないですが、私的には秋のコンサートシーズン突入です。(今年は少し抑え気味ですが)

インフルエンザも流行っているし、体調管理をしっかりして参戦したいです。