10月24日 クラウス・マケラ✕オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 19:00 サントリーホール
【プログラム】
シベリウス : 交響曲第2番
Ⅰ.Allegretto
Ⅱ.Tempo andante,ma rubato
Ⅲ.Vivacissimo
Ⅳ.Finale. Allegro moderato
シベリウス : 交響曲第5番
Ⅰ.Tempo molto moderato - Allegro moderato - Presto
Ⅱ.Andante mosso,quasi allegretto
Ⅲ.Allegro molto - Un pochettino largamente
指揮:クラウス・マケラ
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
楽しかった!!
去年、パリ管との来日で初めて聞いたマケラさん。
その時もめちゃイケメンで目が釘付けだったけど、この日も更にイケメンぶりに磨きがかかってて、ステージに軽い足取りで登場したマケラさんは、細身のスーツに時々チラリと見える足下からは、真っ赤な靴下。
さすがお洒落ですね~
ただ!イケメンだから~だけではなかったですよ。
最初は彼のイケメン姿に目が釘付けでしたけど、途中からはオケの音色に耳が釘付け
今回のオスロフィルは、2つのプログラム。
辻井くんとのピアノ協奏曲(ショスタコーヴィチ:ピアコン第2番)か?
シベリウスの交響曲2曲か?
どちらを聞くかとても迷ったんですけど、やっぱりフィンランド出身の指揮者にオケ、そして楽曲とのことでこの日のチケットを取りました。
シベリウスも第2番も第5番もどちらも大好きな曲なので、とても楽しみでした。
2番も5番も16型オケ。
パッと見、ステージ後方にけっこうスペースが空いていたので、オケがこじんまりして見えたんですけど、指揮台のマケラを中心にけっこう“密”な感じでポジショニング。
そのせいか音が纏まって聞えてきてました。
第2番の冒頭、弦が鳴った瞬間、奏者がそろって身体を前後に揺らす様が、まるで北欧の草原が風に揺れるかのように見えて、冒頭からすでに私はウルウル
そして密な感じで座ってるのが功を奏しているのか、2階中央エリアかなり前方列に座っていに私の周りは音の洪水になってました。
ただ決して強音という訳ではなく、どちらかと言うと私的にはもうちょっと聞かせてほしいなぁ、ほんの少し物足りない感がある焦らしモードが所々あり、ただ弱音をものすごく絞って、徐々に徐々に盛り上げてくるマケラの指揮は、その分、第4楽章の終盤の盛り上がりが余計に迫り来る物があって、今までの少し物足りなさからの解放からか、ドバーーっとアドレナリン全開&ドバーッと涙状態でした
ブラボーが飛びかって、拍手も鳴り止まず、休憩のためにホールの灯りが付いてようやく前半終了となりましたよ
そして、第5番も冒頭のホルンもじわ~と心に染みたし、所々登場するファゴットがとても上手くて、大好きな楽器なので聴惚れました。
オケはなんとなく前半より音に厚みが出たように聞えました。
特にチェロが良かったです。
最後は力強い6つの和音。ピシッと
いちいち休止のポーズがカッコ良すぎましたけど
オケは何というかすごく上手いとかそう言う感じではあまりなかったんですけど、でも各パートが的確に音を出していて、木管、金管、聞いてて気持ち良かったです。
そしてみなさんがとても楽しそうな表情をされていたので、それを見てるだけでもこちらも楽しく幸せな気持ちになりました。
マケラとの信頼関係でしょうかね。
コンミスのサラ・クリスチャンさんが知的な感じ。
あと、弦の第4プルトの表の女性がめちゃきれいでした。
オケアンコールはマケラ自ら紹介の、シベリウス:レンミンカイネンの帰郷。
初めて聞いた曲ですが、映画音楽みたいなカッコイイ曲
最後まえ、すごく盛り上がりました。
マケラの一般参賀あり
客席には蒼々たる有名人が訪れていたようで、帰りの電車の中で男性2人が話していたのによると(聞き耳立てちゃったw)、レオニダス・カヴァコス、内田光子、レイフ・オヴェ・アンスネス、鈴木優人、アレクサンダー・ガジェヴ(以上敬称略)などなど。
みなさん、来日中ですね。
シベリウス、やっぱ良いですね~特にこれからの季節は。
交響曲全曲制覇目指してますが、益々他のも聞いてみたいです。
ちなみに今朝起きても、第2番の第4楽章の終盤が頭の中をリフレイン状態の私です