10月9日 外山啓介 ピアノ・リサイタル~君に捧ぐ~ 14:00 サントリーホール

 

 

 

【プログラム】

 

ショパン/リスト編 : 私の愛しい人
シューマン/リスト編 : 献呈(君に捧ぐ)
リスト : 愛の夢 第3番
ベートーヴェン/リスト編 : アデライーデ
ベートーヴェン : エリーゼのために
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」 嬰ヘ長調 op.78

          Ⅰ.Adagio cantabile~allegro,ma non troppo

          Ⅱ.Allegro vivace

ショパン : ワルツ第9番「告別」 変イ長調 op.69-1
ショパン : ワルツ第6番「小犬」 変ニ長調 op.64-1
ショパン : スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
ショパン : ノクターン第14番 嬰ヘ短調 op.48-2
ショパン : アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 op.22

 

 

2年ぶりの外山さん、そして指フェチの私ハートニコニコ

外山さんの細くて長い指にうっとり、そして“~君に捧ぐ~”と言う副題とおり、外山さんの音色は甘美で優美で、ホント幸せな2時間でしたハートのバルーンハートのバルーンハートのバルーン

 

 

全体的に穏やかな曲中心で、途中で心地良すぎて一瞬……ぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅぐぅ

 

決して退屈だったわけではないです←ここ重要!!

 

 

それでもスケルツォ第2番、アンスピは圧巻で、穏やかと激動が交互して、それプラス外山さんらしい誠実さが現れていたと思います。(もちろん、他のピアニストさんが誠実でないと言う意味ではないですよ)

 

 

 

アンコールはショパン:ノクターン第2番ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死の2曲。

ノクターンはこれまた息をするのが躊躇われるぐらいに美しかったし、鳴り止まない拍手にピアノをなでなでと愛おしそうになでた後、アンコールとは思えない大作@ワーグナーのこの曲のピアノは初めて聞きましたけど、ドラマチックでした。

 

 

2年ぶりの外山さんは少しガタイががっしりと筋肉質な感じで、髪型も短く&両サイド刈り上げになっていて、以前のイメージの貴公子と言うよりアクティブな青年と言う感じ。大人になった感じがしました。

演奏前にグルグルと両腕を回して各曲へ挑んでいく様子があったりしましたけど、その直後に聞えてくる音は、ほんとにロマンチックラブラブ照れ

そして美しい指さばきは変わらずで、この先もずっと指先だけはあの華奢で繊細な感じでいてもらいたいわぁと願う私なのでした。

 

 

待ち望んだ雨の日雨のシマエナガの傘デビューも果たし、外山さんのピアノはもちろんですけど、傘を射してて楽しいなぁ~と幸せな気分でお家に帰りましたニコニコキラキラ

 

 

 

おまけメモ

休日の昼公演だったからか、客席は思ったより年輩の方が多く、ご夫婦でいらしている方も。

そのせいか演奏中、高年齢の方にありがちな咳やクシャミ、そして鞄をゴソゴソ、寒かったので上着のシャリシャリとすれる音、挙句には演奏中に小声で話してる人、など。生理現象は仕方ないですけど、もう少し遠慮する仕方とか…ねぇ。

咳やクシャミ以外はステージの外山さんには聞えてなかったと思いますが、ここ最近ではちょっと客席の雑音の多い演奏会でした。