4月13日 大野和士✕都響 19:00 サントリーホール
【プログラム】
マーラー : 交響曲第7番 ホ短調
Ⅰ.Langsam-Allegro risoluto,ma non troppo
Ⅱ.Nachtmusik:Allegro moderato
Ⅲ.Scherzo:Schattenhaft
Ⅳ.Nachtmusik:Andante amoroso
Ⅴ.Rondo-Finale:Allegro ordinario
指揮:大野和士
東京都交響楽団
約3週間ぶりのコンサート。
野球も始ったのでスケジュールがタイトにならないように、それと1つ1つのコンサートを噛みしめたいなぁと思ったりしたので、チケットゲットをちょっぴり控えめにしている私です。(とは言え、やはりポチってしまうクセは健在ですがw)
マーラーの第7番を生で聞くのは人生2度目。
1回目は2018年にパーヴォ✕N響で聞いた以来です。
記事もないし(消えた)、あまりに昔なので記憶も残っていなく…
なので、ほぼ「初聴き」状態でした。
そもそも7番の演奏機会てあまりないように思います。
チラシでも見掛けた記憶が…ほぼない。
そして今回、生で実際にこの第7番は…
むずかし~~
と言うのが、私の感想です。
マーラーの他の交響曲も小難しい箇所はあるけれど、
それでもけっきょくは全体的に充実感のある大作だし、
最後はドバっとアドレナリンが出て、初心者なりには大好きなんですけど、
この第7番はそうではなかった…
事前にCDとYOU TUBEで予習をしたけど、1度も最後まで真面目に聞き通せなかった。(途中で飽きた)
でも生演奏あるあるで、きっと愉しめるかな~と思っていたけど…
何というか、壮大なラビリンスに迷い込んだみたいな時間でした
ぜんぜん抜け道見つからなくて、でも時々ここから抜けられるんじゃ?と希望が見えたかと思うと、また迷う。
もやもやもや…
いつもは変な半音とかメロディとかのマーラー特有の(?)波に乗れるのに、この日はちょっとダメだったなぁ。
この曲を楽しむには、まだまだ修行が足りない
ただ、久し振りのコンサート、しかも16型とあって、オーケストラの音にはとても感動しました
第1楽章のはじまってすぐのホルンとか時々不安定な箇所もありましたけど、
やっぱ都響は弦が素晴しかったし、
第2楽章だったかな、ホルンのバンダがとても良かった
それと第4楽章はホルンとクラリネット、そしてギターとマンドリンの音がセクシーで(「夜の歌」と言う副題を連想させますね)だった。
そしてやっとこさ(笑)ちょっと楽しめた第5楽章。
金管も咆えてたし、リズミカルだったし、何より打楽器が華やか
打楽器セクションの方たちが全楽章通して忙しそうでしたけど、特に第5楽章は大変そうでした。
鐘の音がそれまでのもやもやを吹き飛ばすかのように、ラビリンスの出口へと連れていってくれる気がしました。
指揮者の大野さん
も、アップテンポで最後は客席に向かって指揮棒をピタっと
ラビリンス、抜けたーーー
演奏時間は78分ぐらいかな。
客席からもブラボーが
第5楽章がなかったらとてもちょっと退屈すぎたかもですけど、
最後はそれまでのもやもやを少し回収してくれたので良かったです(なんじゃ、それw)
それに楽曲は難しかったけど、オケの音は楽しかった
打楽器奏者を見てるのもね