2月21日 アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル 19:00 東京オペラシティコンサートホール

 

 

 

【プログラム】

 

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 「月光」 Op. 27-2

         Ⅰ.Adagio sostenuto

         Ⅱ.Allegretto

         Ⅲ.Presto agitato

シューマン:子供の情景 Op. 15

       第1曲 見知らぬ国から/第2曲 珍しいお話し/第3曲 鬼ごっこ

       第4曲 おねだり/第5曲 満足/第6曲 大事件/第7曲 トロイメライ

       第8曲 炉ばたで/第9曲 木馬の騎士/第10曲 むきになって

       第11曲 びっくり/第12曲 子供は眠る/第13曲 詩人は語る

リスト:タランテラ(「巡礼の年』第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」より)S. 162-3/R. 10c-3

 

ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調 Op. 27-2

ショパン:ポロネーズ 第3番 イ長調 Op. 40-1「軍隊」

ブラームス:間奏曲 ロ短調 Op. 119-1

ブラームス:間奏曲 嬰ハ短調 Op. 117-3

サン=サーンス/リスト:死の舞踏 Op. 40

 

 

前日の真央くんと務川くんのDuoリサイタル中止のショックも真新しいですが、

それに浸ってる時間はあまりなく、ガヴさまのピアノに酔いしれました。

(逆にリハビリになってたかも)

 

 

当初の予定プログラムは↓↓↓でした。

  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 「月光」 Op. 27-2
  • ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調 Op. 27-2
  • ショパン:ポロネーズ 第3番 イ長調 「軍隊」 Op. 40-1
  • リスト:コンソレーション 第3番 変ニ長調 S. 172-3/R. 12-3
  • リスト:タランテラ S. 162-3 / R. 10c-3
  • ドビュッシー:2つのアラベスク
  • ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op. 36 (第2稿)

 

個人的にはいちばん聞きたかったリスト:コンソレーション、生で一度も聞いた事がないラフマのソナタ2番がなくなったのは残念ショボーン

 

 

でも、ずっとオケ公演が続いていたので、久し振りのピアノリサイタル。

大満足!!

素晴しかった!!

 

 

ガヴさまを聞いたのは、もう5年ぐらい前。

確かプロコフィエフのピアノ協奏曲だったと思う。(何番か覚えてない)

とにかく大胆で豪快でダイナミックで。

 

そんな印象。

 

でも、それだけじゃなかったびっくりマーク

 

 

 

速い足取りでステージにガヴさま、登場。

椅子に座って、数秒時間をおく。

 

厳かで重厚な「月光」第1楽章から始り、第3楽章は爆発系。

 

「子供の情景」はほんとにシンプルにコロコロと変る子供の気持がよく表れていたしかわいらしさもあった。

有名な第7曲「トロイメライ」はキラキラと美しかった。

 

ショパン「軍隊」、ウクライナ生まれのガヴさまは何を思って弾いてたのかな。

 

そして超美音で心が鷲掴みにされたブラームス。

これはほんとに聞いててちょっと心が痛くなるような重苦しさもあったけど、その反面、一音一音とても丁寧に優しさも。

 

そして「タランテラ」と「死の舞踏」は、圧巻。

超絶技巧、爆音、ダイナミック、音の渦に埋もれる~

 

特に「死の舞踏」は演奏動作も大きくなり、不気味な音がホールを埋め尽くし、ガイコツがいたる所に見えた…気がする。。。

 

 

ステージに登場したガヴさまは、メガネを書けていてチラシとはちょっと見た目が違っていてビックリしたけど、ステージから去ったと思ったらそっこー登場する俊敏さ、そしてすごく可愛い笑顔で客席へのご挨拶など、お人柄が感じられる演奏にほんと大満足。

 

アンコールは2曲。

ショパン:12の練習曲 作品10 第6番

ラフマニノフ/コチシュ:ヴォカリーズ

 

 

どちらもしっとりと聴き入りました。

 

 

母国ウクライナの今の現状。

演目を変更したのも、きっと色々思うところがあったのかな、と思う。

特に大トリのラフマ。

いつか堂々と拍手喝采で、弾いてほしいなと思いました。

 

 

 

 

(ジャパンアーツTwitterよりお借りしてます)

 

 

 

 

 

そして、今夜はこちらへ。。。

 

 

 

去年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの最年少覇者イム・ユンチャン。

そして初聞きの「マンフレッド交響曲」

楽しみです。