2月13日 反田恭平、佐渡裕✕JNO コンサートツアー2013 19:00 東京オペラシティコンサートホール

 

 

【プログラム】

 

ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 op.35 *

            Ⅰ.Allegro moderato

            Ⅱ.Lento

            Ⅲ.Moderato

            Ⅳ.Allegro con brio

 

マーラー : 交響曲第1番 **

       Ⅰ.Langsam,Schleppend,

         Wie ein Naturlaut-Im Anfang sehr gemächich

       Ⅱ.Kräftig bewegt,doch nich zu schnell

       Ⅲ.Feierlich und gemessen,ohne zu schleppen

       Ⅳ.Stürmisch bewegt

 

 

*指揮・ピアノ:反田恭平

 独奏トランペット:オッタビアーノ・クリストーフォリ

 

**指揮:佐渡裕

 

ジャパン・ナショナル・オーケストラ

 

 

反田くん率いるジャパン・ナショナル・オーケストラのコンサートツアー2013へ行ってきました。

JNOは去年も2度ほど聞きに行き、彼らのレベルの高さに感動したのと同時に、とても良いコンサートだったので、今回もとても楽しみにしてましたニコニコ

 

 

今回の公演は全国10箇所11公演で、演目は全公演同じ。

前プロを反田くんの弾き振り、メインプロを反田くん指揮で、ですが、

2/9川崎、2/13東京、2/17栃木公演のみマーラー1番を佐渡裕さんが指揮。

 

 

https://www.jno.co.jp/ja/news/131

 

 

 

 

 

前プロのショスタコ、ピアコン1番。

 

反田くんの弾き振りという事で、ステージ中央のピアノはステージ奥@P席を向いて蓋を外して設置してあり、反田くんは客席に背を向けて座ってた。

 

オケは弦楽5部のみ。

そして独奏のトランペット。

ピアノ協奏曲となってるけど、この曲の正式名称は『ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲 ハ短調』だそうです。

 

ピアノの横、オケの前にソリストのように立奏。

確かに、ちょこちょことトランペットが目立つ感じで登場し、存在感有り。

 

 

でもでも、やっぱショスタコ、難しい~~キョロキョロアセアセ

いちおうお家で何回か予習をしていったんだけど、反田くんの弾き振りでも曲を楽しむ余裕はなかった。

 

メロディがいまいちよく私には分らないショボーンもやもや

 

それでも途中、ちょっと美しくゆったりとしたメロディの箇所があり、そこぐらいかなぁ、メロディを楽しめたのは。

オケはほんとに力強く、音色がとても豊か。

 

それとピアノの蓋が外されているせいか、少し音色が分散して聞える気がしないでもなく、それでも指揮をしながらピアノ演奏もしてる反田くんの後ろ姿は頼もしかったし、なにより高音~低音までコマネズミのように動き回る反田くんの指に釘付けでした。

左手の薬指にキラリキラキラとひかる結婚指輪スターにも。

 

 

そして終盤の大胆なグリッサンドも凄かったし、最後はリズミカルなトランペットと反田くんの力強い和音が華やかで終結ルンルン

 

演奏時間、約20分ちょっとで、私にはこれぐらいでちょうどいい長さw

 

ソリストアンコールは、ショパン:練習曲 作品25-12「大洋」

 

あれだけ激しいショスタコ弾いて~からの~アルペジオの嵐。

体力すげーーびっくり

 

 

 

そして20分の休憩後~

 

…て言うか、開演前に反田トイレですんごいことになってたんで、休憩中に行こうと思い、反田くんのアンコール終わって何度かのカーテンコールが終わると同時に席をたってトイレへ。

1番乗りでトイレに入ったんですけど、出てきたらもう信じられないぐらいの長蛇の列になってました。

恐るべし、反田恭平。

 

 

そして、あらためて休憩後。。。

 

前プロでは弦楽5部のみでしたけど、木管、金管、打も加わり、

そして何と何とビックリマーク

ステージ下手、バルコニー席のほぼ増したに設置してあるピアノには反田くんがスタンバイ!!

 

通常なら16型とか大きな編成になるんでしょうけど、7-6-5-4-2(ほぼ、これぐらいでした)の弦に、木管は各パートも1(フルートは2だったかも)、トランペット1(前プロで独奏の人)、ホルン3という小編成。

 

トロンボーンやチューバ、ハープはなかった。

 

HPなどでマーラーのところに「反田恭平出演予定」って記載があったんで、何役?ピアノ以外にあり得ないけど(指揮は佐渡さんだし)、そもそもピアノのパートないいじゃん…と思っていたら、ハープやトロンボーン、2人しかいないコントラバスなど、各方面への参加で演奏を華やかにバックから支えてる役目。

 

だけど決して目立つ存在でもなく。

反田くんがそんな立ち位置とか、もう新鮮すぎで~ニコニコ飛び出すハート

 

 

演奏は16型に比べればボリューム的に劣るところはあったけど、東京オペラシティコンサートホールという箱を考えると、素晴しい演奏だったと思う。

 

第4楽章、最後のトッティのところはさすがにトロンボーン、チューバのド迫力な音がなかったのが少し物足りなかったけど、この日の演奏はそう言うのはどーでもよくて、小編成でマーラーをマーラーっぽく演奏してる彼らの努力や技術や演出に感動でした。

 

そして、どのパートもほんとに上手い!!爆  笑

佐渡さんの指揮も熱かったけど、オケも力強く熱い!!メラメラメラメラメラメラ

 

マーラーは大好きな曲だし、久し振りに聞いて嬉しかったし、第1楽章の冒頭からちょっとウルウルしてたんですけど、最後はオケの皆さんの熱意がガシガシと伝わってきてドバッと涙にえーん

 

 

各パートソロも良かったな~

トランペットは別格によかった。

 

最後はピアノの反田くんも佐渡さんに促されて立たされてて、ちょっと照れくさそうにご挨拶照れ

 

リサイタルでもなく、ソリストでもない立ち位置って絶対新鮮だよね。

しかもステージのはしっこ。

 

 

オケアンコールは、アイルランド民謡:ダニー・ボーイ

コバケンあるあるみたいだったけど、滑らかで美しい弦にまたまたウルウルえーん

 

 

最後は反田くんもステージ中央に呼び出されて、佐渡さんとともにご挨拶でお開きとなりました。

 

大満足、マーラー巨人、最高~!と言う夜になりました拍手拍手拍手

 

 

(なんかまとまりのない記事になってしまったアセアセ

 

 

 

客席は満席。圧倒的に女性多し。

 

 

終演後、自席から。

ブロック選択でよくここが取れたな~と言う、中央エリア通路側の良いお席でした。

2人しかいないコントラバスの音がよく聞えてきて、良かったと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

あらかじめ分ってはいたけど、公演プログラムが500円でした。

私は購入しませんでしたが、入り口で配られた数枚の予告ちらしの中には曲目が記載された紙は1枚もありませんでした。

 

まぁ、ショスタコとマーラーだけですけど、それでも演目や指揮者やソリストの名前ぐらいは来場してくれた人に案内があってもいいのにな、とちょっと思いました。

みながみな、事前にHPやネットで調べられるとは限らないし。

 

反田くん主催関連の公演はほとんど事前の宣伝チラシもないですし(東京公演だけかもですけど)、無駄な出費はしないという主義なのかもですが、コピー用紙1枚に印刷するぐらいの演目案内は欲しいなと思いました。