ドミソと、ドファラと、シレソー伴奏はこれで大丈夫
こんばんは、ジョン・ウイリアムスのお話が途中になっています。
明日、その下巻を書きますね。お約束しますので、、、今日は、脱線します。
どうか、どうか、お許しください。
今日は大阪からの帰りが遅くなり、今頃書いています。自分の原点の一つを発見したので、そのことを。。。
私は幼い頃ついた先生に、十七歳の受験までついていましたが、今頃になってその先生が如何に素晴らしかったか?を実感しているというお話を書きました。
この3つの和音、いわゆる Ⅰ の和音と Ⅳの和音と Ⅴの和音を、なんだかわからないままに、散々「カデンツ」という名前で弾かされていました。
カデンツは、ドミソ、ドファラ、ドミソ、シレソ、ドミソ の順番で弾き、そのあとは、第一展開形のミソドから始まり、そのあとは第二展開形のソドミから始まるという3パターンを。毎週違う調が宿題になり、弾いて行ったものです。
なぜゆえこんなこと、しなきゃなあrないのか?と思いつつ、同じ構成音なのにサウンドが違うことにちょいと驚きつつ、違う高さで弾くと、これまたサウンドが違って、疑問を持ちながらも楽しんでおりました。
ところがどっこい、後日、この3種類を自由自在に弾けるようになったら、臨時記号がつかないメロディなら、どんな曲でも伴奏をカバーするとわかって大層おどろいたのを覚えています。
この3つの和音で、ドレミファソラシ という音階の全ての音が網羅されているんですね。これ、だから、メロディになんの音が来ても、この3つのどれかは合う、なんて画期的なんだ!!!
私は幼児教育を学ぶ大学の講師をしていた時に、幼稚園や保育園で歌う歌の伴奏の授業をしていました。得意な人もいれば、苦手な人もいる、幼稚園の先生になりたいって思う人は、ピアノが得意な人ばかりじゃないですものね。
ここで思ったこと。子供達が楽しく歌うために必要なのは、
「難しい楽譜通りに弾く」と言うことではないってこと
子供達が楽しく歌うために一番必要なのは、先生が楽しく弾くことなんですね。
子供にとっては、その先生が、ピアノを生で弾いている初めての大人かもしれません。その人が、
「ああ、これ、難しいんだなああ、、、」って思いながら弾いていたら、ピアノは難しいもの、、になってしまうでしょう?
だから、楽しく伴奏ができるようにって色々考えた時に、思い出したのが、このカデンツでした。いやああ、三宅先生!!!ありがとうございました!!!
ハ長調の曲で、メロディに臨時記号がないものでしたら、上の法則で伴奏をつけてみてください。楽譜がなくても、バッチリあいますよ。
一拍目の音を弾くときに、その音を含んだ和音を弾いてみる。
最初は、一拍目だけでもいいんです。まずはそこから、「簡単!!」から。
「子供の顔や様子を見ながら、簡単な伴奏で、自分も楽しくなる」ことを一番大切にしてきました。
大学の試験のとき、私の生徒さんたちだけが、審査員の諸先生方の顔を見て、演奏しました。にっこり笑いながら。
楽譜に首っぴきで、難しいものを間違いなく弾けても、子供は楽しいかなあ。。。
そんなことから、この3種類の和音は、私の頭の中で、料理の要、醤油、砂糖、酒、のような三種の神器的存在になっています。
私の土台といっても過言ではありません。
明日は、ジョン・ウイリアムス の続き!!!