【中古ピアノ】消音機能付きのヤマハピアノ U1 | ピアノ百貨 大船店blog

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大船店スタッフが展示ピアノのご案内や身近な発見・できごとをお知らせします。

神奈川県を走るJR東日本。湘南新宿ラインや横須賀線、京浜東北線などが停まるターミナル駅「大船(おおふな)」。横浜市からもほど近い、そのJR大船駅からすぐそばにある湘南のピアノ百貨からお送りします。

 

今回は、たくさん展示されたショールームの中からヤマハの中古ピアノをご紹介。

 

 

YAMAHA U1

間口150:奥行63:高さ121(cm)

 

電子ピアノから買い換え検討中の方や、生徒さん父兄から相談を受けているピアノ教室から問い合わせの多い消音機能付きピアノです。

 

 

このピアノの製造は1971年。年数は経っていますがピアノ内外の素材や丁寧な造りなど、とても良い部分があります。

 

その経年や経歴による摩耗や腐食部品などの交換、調整がしっかりなされれば、まだまだ安心してよい楽器として使用していけます。重要なのはその整備内容。

 

 

弦やその弦を留めるチューニングピンといった金属部分はできるだけサビを除いてあげます。

また、その後の音質に影響しない箇所は錆止め(防錆)を。

 

※連打性に重要なブライドルテープ

 

写真のように、演奏性にかかわるアップライトピアノならではの部品、ブライドルテープやバットフレンジコードなど劣化や腐食しているものはすべて新しいものに交換しています。

 

※クロス交換で鍵盤のがたつきを防止

 

ブッシングクロスと呼ばれる鍵盤を支える部品も、長年使用したことにより摩耗しているときは全鍵盤分を交換します。これにより鍵盤のがたつきをなくします。

 

このほか、全体の音をバランスよく整える「整音」、鍵盤を押してから音が鳴るまでの器械、鍵盤深さや働きの調整、内部アクションの調整など「整調」を熟練技術者が念入りに行っています。

 

 

そしてこのピアノには、令和2年に取り付けた消音ユニットが付いています。製品としてはまだ3年もたっていません。

 

※ニッシンエレクトロ「ピアメイト RB900」

 

いつもお伝えするように消音ユニット、いわゆるサイレント機能は「電気機器」。他の電気製品と同じく部品の保有期間(10年ほど)と限られています。

 

このユニットはまだ新しい機種。しばらくは安心して使用していけるでしょう。

 

 

消音機能について、その後の点検・保守はピアノ本体と合わせ私たちピアノ百貨の技術陣がアフターフォローをしていきます。ご安心を。

 

ヤマハ U1 1971年製造