ご存知ない方はいらっしゃらないでしょう、坂本龍一さん作曲の「戦場のメリークリスマス」。
この曲との出会いは、中学生の頃。
当時 聴いていた音楽は、普段 弾いているようなクラシックがメインで、この曲のことを知らなかったんです。
ある日の下校時間、教室を出て校門に向かって歩いていた時のこと、「戦場のメリークリスマス」がバックで流れていました。
何とも切なく美しいメロディー、ハーモニーに一瞬で心を奪われ、その場に立ち竦んで聴き入ってしまいました。
当時は心のどこかで、バッハやベートーヴェンのような、いわゆるクラシック音楽は高尚なもので、これに勝るものはそうそうないだろうと信じていました。
その考えは見事に覆され、魂を揺さぶられるような感動がありました。それまでに体験したことのない、衝撃的な出会いでした。
坂本龍一さんご自身の演奏もYouTubeを通して何度も聴きました。
若い頃の演奏も素晴らしいですが、晩年のテンポをぐっと落とした演奏にとても共感できるものがあります。
1音1音に込める想いがひしひしと伝わってくる、語りかけるような演奏に感激しました。
間もなく一周忌。改めて哀悼の意を捧げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
そして
世界に平和が訪れますように・・・。