行ったこと、そしてこれをブログに書くこと、賛否があることは承知の上でご報告させて頂きます。
元々3/7に予定していた発表会。
直前で安倍首相から学校休校の発令が出たため、止むを得ず発表会を延期に致しました。
学校が休みになったのに発表会を行う、ということが世間的にいかがなものかと思ったこと、そして何よりわたし自身がコロナウィルスに対してどのような対策をすれば良いのかがわからなかったため中止にしました。
その後、3月1,2週目のレッスンをお休みにしつつ、どうにか3月末か4月初めに行えないかずっと考えていました。生徒さんのモチベーション的に、この時期より後はもう無理だと思ったからです。
まずはホールをおさえる。
その期間の土日で空いている日がないか問い合わせたところ、29日(日)夜の部が空いていました。
本当に出来るかわかりませんでしたが、有り難いことに千葉市の方からコロナウィルスでのホールキャンセルについては返金して頂けるということだったので、とりあえず予約をしました。
そして、次に対策をしながらレッスンを再開。
ありがたいことに、室内楽で賛助出演してくれるみずきちゃん・コバくんも変更した予定に合わせてくれて、2回目の合わせもやってくれました。
この時、万が一に備えて全域わたしの携帯で動画撮影📱
発表会当日のコロナ対策注意事項をご父兄に配布。内容はこのような感じ↓
埼玉県、神奈川県も同様。
千葉県は都内への往来は自粛にとどまりましたが、非常に迷う状況になりました。
中止か…
いや、ちゃんと情報を集めよう。
そして、最大限の対策がまだ出来るはず。
熊谷市長が毎日コロナウィルスの千葉市の状況をアップしてくれていて、詳しい内容や千葉市民の今とるべき行動を載せてくれていたので、それをチェック。千葉市内の移動は大丈夫とのこと。
まず、生徒全員千葉市内の子たちなので、交通機関を使わずに車で来て頂きました。雪が☃️降っていて…おいぃぃー😭と思いましたが、千葉はすぐ止みました、良かった。
そして、埼玉からくるみずきちゃん、千葉県だけど千葉市外からくるコバくん、お手伝いで神奈川県からくるゆいちゃん、この3人は来させるわけにはいかないと判断。
時間を短縮するためにも、室内楽の部は中止。
連弾の部は、全て私がセカンドパートを弾きますが、なるべく早く終わらせるために、ソロの部が終わったところで集合写真をとり、一旦終了。その後連弾は希望者のみ残って頂き、私と演奏してご父兄の携帯で動画撮影などをして終わりにする。
集合は開演の18:30に間に合えばオッケー。小さい子たちはなるべく着替えはお家で済ませてきてもらうことに。
演奏の時は、弾く前は舞台袖からいつも通り出ますが、演奏後は舞台の階段から直接客席に帰ってもらい、舞台袖を密集させないようにしました。
集合写真は予め私が誰がどこに座る・立つの表を作って配布。みんな素早く配置についてささっと撮影。
なんとしても開演から集合写真撮影まで1時間半以内で終わらせる!!
こうして、静かな、けれど非常に集中した発表会が終わりました。
無事、18:30〜20:00で終わりました。
私もプログラム読み、足台セッティング、講師演奏、やり切りました!
みんな、舞台袖でワクワクと緊張の中演奏を待っている瞬間は、コロナのことを忘れて本当にキラキラした楽しい笑顔でした。
生徒同士で、「緊張するぅー!」とマスクしながらヒソヒソ話していたり。
今回で卒業の子もいたので、私もプログラムの名前を読みながら感傷に浸ったり…
お家の方々も、お子さんを参加させて良いものか本当に皆様迷われていたと思います。
私も最後の最後までやっていいものか非常に悩み、終わった後も2週間経つまでみなさんが感染していないか気を揉みましたが、参加してくださった全ての皆様の対策ご協力のお陰で、無事に今日の2週間目を迎えることが出来ました。
感謝しかありません。
参加してくれた皆さんは、あの日は音楽の力を感じた、と仰ってくれました。
ホール代の返金をしてくれた千葉市にも感謝。
撮影しにきてくれた松本企画の方は、直前にキャンセルになっても大丈夫です!気になさらないで下さいとなんとも寛大なお言葉😭✨
写真が出来上がり届いたものの中にはこんな素敵なメッセージが…
いやー、企業努力といいましょうか、素晴らしい人間力といいましょうか…✨
素晴らしい演奏でした。
音楽家たちは、2月中旬からコンサートを自粛し、我慢しています。
それからもう2ヶ月。なぜもっと早く国が厳しい対策をしてくれなかったのか。
オリンピックの中止が決定した途端規制を厳しくしたって遅い。音楽家はみんなもっと前から自粛して協力してるのに…
私自身も自粛し協力し、きっと国が厳しい発令を出してくれるから、3月末にはだいぶ良くなってるはず、と思い発表会延期日を決めた。
オリンピックは私だって大好き。毎日テレビにかじりついていたい。
でもそれは、“普通”の生活があってこそのオリンピックであり楽しみなのに。
選手の気持ちだってわかる。だけど、世界中がこんな状況になっていれば、他の国の選手だって来れない中での戦いだなんで、オリンピックじゃないって選手全員思ってるはず。
私は旦那さんがサラリーマンなので、こんな状況になっても旦那さんの稼ぎで生活していける。
なんて私は無力なんだと思った。
演奏だけで生計を立てている友達の気持ちを100%理解してあげれないし、経済的にも力にもなってあげれない、これまた無力すぎる。
こんな私には国のトップの人達が色々考えてることは確かに分かるはずないし、配慮すべき問題もあるのかな、なんて薄らしかわからない。
だけれど、国民は税金を払っている。
ドイツやフランスがすぐに出来た国民への保障がどうして日本には出来ないのか。
失望でしかない。
今までも選挙行ってたけど、これからも選挙に行こうと改めて思った。
オーケストラが無くなりませんように…
音楽が死なずに、音楽家たちが生き延びられますように…