最近のモヤモヤ…

数日後に発表会を控え、練習に勤しんでおります。

発表会といっても、先生門下の7、8人(ほとんどがピアノ講師さん)が集まり今年練習してきた曲を発表する会で、場所はいつもの教室の小さいグランドピアノだし、聴きにいらっしゃる方もいない。
内輪だけの発表会。

以前は私は音楽教室の一人としてホールでの子供発表会のあとの大人の部に出ていたんですけれど…
参加者が少なく大人の部がなくなってしまい、発表の場が今の門下発表会だけになってしまった。
ホールではスタインウェイが弾けたんですけど…

やはり、モチベーションが下がらない…と言ったらウソになる。
でも人前演奏は同じなんですけど。
聴いているのは耳の肥えたピアノ講師さんと先生だけですし、狭い部屋なのでかえって緊張する…

ホールだってもちろん緊張するけれど。

初めてホールでスタインウェイを弾いたときの気持ち良さが忘れられなくて。
ステージのピアノの前に座ると目の前にはSTEINWAY & SONS のロゴ。

正面を見るとステージの奥行きだけが広がってて観客は目に入らないので、音楽に集中できた気がする。
鍵盤が軽くて弾きやすくて、何より音の美しさに感動だった

演奏の出来はともかく、ステージのスタインウェイを弾けて気持ち良かったな～

また弾きたいな

とにかく、今は目の前にせまる門下発表会。

ラフマニノフの前奏曲op.32-12。

よく考えると弾きたかった曲でもなく、最近練習してても、私なんでこの曲弾いてるんだろう…なんて思ってしまう。

自分がこの曲に気持ちが入り込んでいないのを感じてしまって。

それが先生にもわかるらしく、「強弱などちゃんと弾いてくださってるけど、自分の気持ちで弾いてない」と言われてしまった。

本当はop.23-4が弾きたかったんだけど、短いからもう1曲ということでop.32-12を足した。

なぜか23-4はやめて32-12だけになってしまい…

私はこの曲がそんなに好きじゃないってことかしら？

なんだかよくわからなくなっちゃって、最近モヤモヤしてるんです。

なんでだろうね？

凄くいい曲なのに…

この曲を知ったときは凄くいいな～と思って、同じ門下の友人が発表会で弾いて羨ましかったんだけど。

その時の発表会で、私はラフマニノフの前奏曲op.3-2「鐘」を弾いたんだった。

「鐘」より友人の弾いたop.32-12の方が好きだったんだけどな？

練習してると弾き過ぎて曲の良さがわからなくなることってある？

でも、弾いて弾いて弾きまくって良さをわかることもあると思うし…

まだ弾き込みが足りないんだろうな。

たった2分半の曲なので、練習しててもすぐ終わっちゃって20回くらい繰り返すことになるんだけど…

まだ、自分の手の内に入った感覚や、心の内に入った感覚もなくて、モヤモヤ、、、

なんだか、自分の気持ちがわからなくって、ツラツラ書いてしまいました…

ちょっと気持ちを切り替えて。

最近YouTubeで観た中川真耶加さんの演奏が良かったです

中川真耶加さんはショパンコンクールで聴いた時から好き。

今年A PIACEREで聴いたリサイタルでは少しミスタッチが気になりましたが、彼女の演奏は躍動感やメリハリがあって好きなんです

今年10月、Roberta Gallinari Competition での演奏。

このコンクールがどこであったのか、結果はどうだったのかわかりません…

ショパンのエチュードと舟歌は彼女のお得意のレパートリーですが、特にスクリャービンのピアノソナタ第4番がいいなあと思いました

この後中川さんは12月の初め、スペインであったCampillos国際コンクールで優勝されました

イタリア留学中でいらっしゃいますが、また日本でも演奏会が増えてくれるといいなあ。

もう少し、自分練習もがんばりま～す