つい先日発覚した義母の胃がん。

 

ステージ4+全身転移という事で治療不可。

 

余命約半年を宣告されました。

 

義母の胃がんは幽門前庭部にあり、腫瘍が胃の出口を塞いでいる状態です。

幽門狭窄、いわゆる「ピロステ」と呼ばれている状態で食事が出来ないため「胃のバイパス手術」が決定しました。

 

胃と腸をつなぐ、つまりは

こんなイメージです。

 

これにより食事が出来るようになり、おそらく胃の不快感は軽減されると思いますが、全身転移のため余命は変わりません。

 

義母はハンパじゃないグルメ(現在、絶食中)なので、手術に賛成。

 

成功すれば余命のQOLが爆上がりするので、私達も賛成。

 

ただ、手術が決定してからというもの、義母とのだめが当たり前に手術が成功した前提で未来の話をしているのを聞いて、私は違和感を感じてしまいました。

 

これは、どう思われてもいいので、手術のネガティヴな部分を話さないといけないと思い

 

・まずは、インオペの可能性がある(いざ見てみたらバイパス手術すら出来ない状態だった等)

・そもそも手術というのは100%成功するものではない

・開腹手術なので、傷口が痛み、傷が閉じてからも違和感が残る

・術後の体力低下は深刻。復活に時間がかかる。年齢的に余命宣告期間内に弱ったままの可能性がある

・手術が成功しても術後感染症がある

・術後感染症の種類によっては命を落とす可能性がある

・術後経過が悪い場合、退院出来ないので一時帰宅という選択肢は消える

 

など沢山のネガティヴ発言をしました。

 

当たり前ですが一気に雰囲気が悪くなり「何でそんな嫌なことばかり言うの?」と言われましたが「全部、起こりうる事です。悪い部分を知った上で、それでも絶対に負けない!くらいに思ってないと、心が折れて生きる気力を失いますよ。」と言いました。

 

義母にしたネガティヴ発言…その殆どを私は経験済。

 

三叉神経痛発症→開頭手術(成功)→ICU→髄膜炎→脳膿瘍→再度、開頭手術(成功)→ICU→頭にドレーン。一時的に廃人→復活→今は「頭痛ーる」頼りの毎日。

 

大丈夫だと思いますが、私のような「術後合併症地獄」の世界線も否定は出来ません。

 

今だから笑って話せますが、術後合併症&ICUは地獄。

 

嫌がらせではなく、ただ単に「経験者が語った」だけの話…

 

不穏な雰囲気が続きましたが、のだめも義母も「私に起こったケース」を思い出してくれて「そっか◯◯君、そうだったもんね。少し甘く考えてた。手術って怖いねぇ。」という話になりました。

 

殆どの人が引かないレアを引くと、とんでもない事が起きる。

 

そのレアを引きまくりだった私…

 

万が一を想定していないと対応出来ないので、あえてネガティヴ発言をしました。

 

まぁ、義母は何と言っても「のだめの母」なので万が一はないとは思います。

 

まだ日程は不明ですが、すんなりとバイパス手術が成功することを願っています。

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