手が冷たくて指が動かない時の対処法 | ピアニスト 清水信守 Nobumori Shimizu

ピアニスト 清水信守 Nobumori Shimizu

埼玉県川口市在住のピアニスト、清水信守のブログです。
埼玉県川口市の清水ピアノスクール(https://shimizu-piano-school.com/)主宰

冷え性に悩まれているピアノ弾きの方は案外多いかと思います。

 

私もこの時期は特に手足の冷えを感じ、ピアノの練習に支障をきたすことが多いです。

 

過去に参加したコンクールでも、指先が冷えてしまったために思うように動かず、悔しい思いをしたことが何度かあります。

 

ロシアの偉大なピアニスト、名教師のゲンリヒ・ネイガウスはコンサートでベートーヴェンのテンペストの冒頭を弾いた際に、会場が冷え切っていたために指が上手く動かなかったので、とっさの判断で1楽章の13~15小節にかけて通常右手だけで弾くところを、左手も使って弾くことで何とか乗り切ったそうです。

 

他にもブルガリアのピアニスト、エフゲニー・ボジャノフが2010年のショパンコンクールに参加した際に、まるでスキー用の手袋やキッチンミトンのような非常に大きい手袋をはめて自分の出番を待っている写真を見たことがあります。(ボジャノフはこの時4位)

 

さてこの冷え性ですが、一般的には血行の悪さが原因となって起こると言われています。

 

そして元をたどると、睡眠不足、偏った食生活、運動不足、長時間同じ姿勢でいること、ストレス等が血行の悪さを引き起こすそうです。

 

こうして見ると、本番に向けてピアノを練習するという行為そのものが冷え性を引き起こす、というふうにも言えなくも無いと思います笑

 

私自身を振り返っても、留学していた頃の試験前は当然練習のために長時間同じ姿勢になっていましたし、切羽詰まって自炊も疎かになりマックやケバブ等のファストフード、ジャンクフードで食事も済ませていましたし、何よりも試験当日までストレスを抱えて過ごしていたため、冷え性はなるべくしてなったとも言えます笑

 

今では過去の反省から、食事に関しては以前よりだいぶ気をつけるようにしていますし、練習中も適度に休息をとったり体を動かしたりして長時間同じ姿勢でいるのを避けています。

 

そして本番前も簡単にストレッチを行ったり、手の冷えを解消する即効性のある運動のようなものを行っています。

 

せっかくなので、私が行っている即効性のある運動のようなものを紹介したいと思います。

 

手順は以下の通りです。

  1. 手首を、反対の手でグッと握る
  2. そのまま握られた方の手のひらを10回ほど、グーパーで握る開くを繰り返す
  3. 手首を握った手を離して、握られていた方の手をゆらゆらと揺らす。

手首から手を離した際に血流が手から指先に行きわたり、温かくなる感覚があると思います。

 

こちらは以前とあるネットニュースで見つけたものですが、ビックリするくらい即効性があるので普段の練習の際も季節を問わず行っています。

 

※ちなみにこちらが上記の手順が載っているネットニュースです。冷え性全般に関しても大変有益な情報が載っています。

 

本番前はこちらと手指のストレッチを入念に行っています。

 

本当に手が温まりますのでぜひ試してみてください。

 

 

 

※私が主宰しております清水ピアノスクール(埼玉県川口市)ですが、エクセレントコース(中学生~大学生程度)に限って生徒募集を再開しました。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

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