ロシアと中国が日本を侵略するロジック
大国で独裁国のロシアと中国が隣国の日本。この両国が日本侵略を目指したとき、使われるであろうロジックについて、ロシア政治経済ジャーナルの北野幸伯さんの記事をご紹介します。(以下転載)皆さん、ロシアの大物政治家が、北海道はロシア領と主張しているのをご存知でしたか?ロシア政府の高官がどんなことをいっているか見てみましょう。『時事』2022年4月9日付。〈ロシアのウクライナ侵攻を受けて日本が対ロ制裁を科す中、ロシアの政党党首が「一部の専門家によると、ロシアは北海道にすべての権利を有している」と日本への脅しとも受け止められる見解を表明した。〉ーー「北海道はロシア領」だそうです。こういう発言をしているのは、クレイジーな下っ端政治家なのでしょうか?いえいえ。〈見解を表明したのは、左派政党「公正ロシア」のミロノフ党首で、1日に同党のサイトで発表された。公正ロシアは政権に従順な「体制内野党」。ミロノフ氏は2001~11年に上院議長を務めた。〉(同上)ーー「北海道はロシア領」発言をしたのは、「元上院議長」です。いってみれば、大物政治家。ちなみに、ロシアは、どういう口実で北海道を奪うのでしょうか?小野寺まさる先生から聞いた話では、「アイヌは、ロシアの少数民族だ。ロシアの少数民族アイヌは、日本で迫害されている。だから、ロシアはロシアの少数民族アイヌを迫害から守るために、北海道に侵攻しなければならない」というロジックなのだそうです。「ルガンスク、ドネツクのロシア系住民は、迫害されている。だから、救わなければならない」と同じようなロジックですね。現状「ありえない」話に思えます。ですが皆さん、思い出してみてください。2021年時点で、ロシアがウクライナに侵攻すると思っていましたか?その時点では99%の人が、「ありえない話」と言っていたでしょう。「ありえる話」だと思っていたのは、RPEの読者さんと「パワーゲーム会員」の皆さんだけです。このロシアによる「北海道併合計画」について、読者の上村様から、興味深いメールをいただきました。↓〈北野幸伯 様お世話になっております。上村と申します。11/14にメルマガが届いて安心しました。気になる記事やポストを見つけました。プーチン大統領「アイヌはロシアの先住民族」 開拓の歴史を抹殺しているのは日本人 中村恵子https://www.sankei.com/article/20231123-GGLDL7ZXMZB5RGZWVWPOFVX5XY/?outputType=theme_weekly-fujiこの記事の内容は北野先生が以前指摘されていたことです。【拡散希望】紋別アイヌの畠山さんは、更にプーチン大統領に、知床と北方領土含む千島列島を管理してほしいと手紙を出してます。https://twitter.com/nana0504/status/1725732557441139000外患誘致罪になるハードルは高いようですが、これを口実に攻めてこられたらとんでもないことです。今はウクライナに手一杯ですぐにはないでしょうが。〉ーー上村さんが紹介してくださった記事(『週刊フジ』2023年11月23日付)を見ると、〈ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2018年12月、モスクワで開かれた人権評議会で、アイヌを「ロシアの先住民族」に認定する考えを示した。これは日本の国会決議「アイヌ先住民族決議」を逆手にとった動きと見られ、警戒すべきだ。ロシアは昨年2月、「ロシア系住民の保護」などを口実に、ウクライナに軍事侵攻した。プーチン発言は、ロシアの北海道侵攻に利用されかねない。ロシアのオンラインメディア「レグナム通信」は同年4月、セルゲイ・ミロノフ下院副議長の「一部の専門家によると、ロシアは北海道にすべての権利を有している」との発言を報じている。〉ーーとあります。幸いなことに、ロシアはウクライナ戦争で忙しく、北海道侵略まで手が回らないようです。しかし、プーチンに「北海道侵略の意図がある」ことは、必ず知っておきましょう。この話に関連して、沖縄の平良さまから、情報をいただきました。プーチンは、アイヌを「ロシアの先住民族」と位置づけている。そして、「日本は、ロシアの先住民族アイヌを迫害している」「だから、ロシアの先住民族アイヌを救うために北海道に侵攻しなければならない」と主張する可能性がある。一方で中国は、「沖縄の民は先住民族だ」という情報を拡散しています。中国の工作によって、2008 年以降、国連の人種差別撤廃委員会等は、沖縄の人々を「先住民族」とする勧告を6回も出してきました。この中国の工作と戦っている人たちがいます。『日本沖縄政策研究フォーラム』3月25日付。『沖縄の人が国連で訴える「沖縄の人は先住民族ではありません!」ジュネーブ人権理事会61セッションNGO発言』から。〈ジュネーブ国連にて開催された人権理事会61セッション(2026.2.23-3.31)において、国連の人権条約体委員会が日本政府に勧告する「沖縄/琉球先住民問題」について、沖縄から参加した二人が発言しました。〉ーー座波 一(ざは はじめ)前沖縄県議会議員の発言。〈副議長私は20年以上にわたり、沖縄で政治家を務めてきました。しかしながら、国連が「先住民族勧告」を出していたことなど、全く存じ上げませんでした。当然のことながら、沖縄の人々も、私と同様にこのことについて、全く何も知らない状況です。これは、国連を利用した分断工作であり、日本を弱体化させようと企む特定の外国勢力に、操られ、資金提供を受けた勢力によって行われているものです。沖縄の99%人々は、自分たちを誇り高き日本人であると認識しています。私は本理事会に対し、誰がどのような目的で、これを行っているのかを調査するよう求めます。もし、必要であれば、これら外国勢力に関する情報を提供する用意があります。ありがとうございます。〉ーーーこれは、要するに「中国と中国から金をもらっている人たちが、国連を使って、分断工作を行っている」という意味です。もう一人、仲村 覚(なかむら さとる) 国際歴史論戦研究所 上席研究員の発言。〈議長、人権理事会の手続きの公正性に関して、重大な懸念を提起したいと思います。現在の仕組みは、意図せずして一部の少数の活動家の声を優先し、沖縄県民の99.9%の声が聞き届けられていない可能性があります。沖縄の人々を「先住民族」と定義することは、重大な事実誤認です。第二次世界大戦後、国連の信託統治の可能性に直面した際、私たちの先人たちは日本人であることを選択しました。先人は人口の大多数である22万人分の署名を集め、自己決定によって日本人としてのアイデンティティを確認しました。このような深い民主的行為によって日本人としての権利を確立した人々に対し、国連機関が異なる地位を示唆するのは、逆説的ではないでしょうか。私たちは、このような言説が不必要な社会的分断を生み出すために利用されているのではないかと懸念しています。最近では、石垣市、豊見城市、糸満市の各議会において、「先住民族」という呼称が住民を代表するものではないことを明確にする決議が可決されました。私たちは、人権理事会が検証された事実および民主的機関の正式な声に基づいて判断することを強く求めます。どうか民主的な多数の立場に寄り添い、私たちの歴史的選択を尊重してください。ありがとうございました。〉ーー@@出所全文はこちら↓https://www.okinawa-seisaku.org/archives/12846?fbclid=IwY2xjawQwG_tleHRuA2FlbQIxMABicmlkETF0cnRTU25FUFc3eVc1QlBqc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHkdROEn-3JahQ8mWlNDkcTQ4dL4dso3hliAhmrDgJ0dq82CL_6JimblLY9Ce_aem_Unhcen3kbE9xg06UXbAadw中国の意図について仲村 覚さんは、『国連先住民族勧告撤回ジュネーブ派遣団 記者会見資料』(2026年3月6日)の中で、こう書かれています。〈1.2 中国による「主権剥奪工作」の【ナラティブ・ウォー】本格開始17 年間の「下地作り」を経て、背後に隠していた「沖縄の主権を日本から剥奪しようとする中国の意図」を表に出してきました。昨年10月18日、中国国連代表部が国連の場で沖縄を「先住民族」と公然と呼称し始めたのです。同時に、中国は高市総理をはじめとする日本政府に対し、ポツダム宣言の遵守を盾に「軍国主義の再来」という不当なレッテルを貼る攻撃を激化させました。これに連動し、沖縄を「日本軍国主義の悲劇の被害者」と位置づけるプロパガンダ番組「琉球の悲劇(CGTN制作)」を世界に配信。先住民族とする嘘の事実を根拠にして「非自治地域(植民地)」リストへ引きずり込み沖縄の主権日本から切り離すという最終目標に向けた「認知戦(ナラティブ・ウォー)」が本格化しています。この時から中国の日本批判は二カ国間の問題ではなく、国連を巻き込んで展開されているのです。 〉ーー@出所全文はこちら↓https://www.okinawa-seisaku.org/wp/wp-content/uploads/2026/03/913be36330934bca12b30d29ee6fb86b.pdf?utm_source=copilot.com中国は、「沖縄は日本の植民地だ。だから独立させるべきだ」という国際世論を盛り上げようとしています。結局は、「中国領」にするつもりなのでしょうが。中国やロシアのような独裁国家は、何の悪意もない「平和ボケ」の日本と日本国民に対し、容赦なく、絶え間なく攻撃をしかけています。油断していると、北海道をロシアに奪われ、沖縄を中国に奪われてしまいます。皆さん、この情報を是非拡散してください。そして、ご自身でも是非調べてみてください。本当に驚くような工作を中露はしています。