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アガペ：究極の愛
世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。
もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。
１ヨハネ２：１５
Do not love the world or anything in the world. If anyone loves the world,
love for the Father is not in them.
1 John 2:15
この聖句の「愛」に使われているギリシャ語はアガペです。
「この世のものをアガペする人は、
結局、神をアガペしてませんよ。」という意味です。
ギリシャ語には、日本語と違い、
「愛」に種類があります。
例えば、親しみといった愛情は、
アガペではなく「フィレオ」です。
例えば、尊敬する方がいたとしたら、
その方への憧れの想いはフィレオです。
フィレオについては、
またの機会に違った箇所でお話ししたいと思います。
さて、アガペの定義をしましょう。
アガペは：
無条件の愛です。
見返りを期待しません。
犠牲をものともしません。
神さまの人類に対する愛の形です。
このような愛の形を、
この世のものに注ぐものは、
神さまのことを愛しているとは言えないと
ヨハネは言ってるんです。
私は関係ない。
と、人ごとに取り扱うわけにいきません。
結構、知らずにして、
『この世のもの』に
私たちは、アガペの愛を
表明しているんです。
犠牲をものともしない愛、
例えば、体を壊してまでも、
プライドを捨ててまでも、
友情、家族の信頼を捨ててまでも
何かに没頭していたとしたら、
あなたはその対象に
アガペの愛を表明しているに過ぎません。
そう、没頭している対象は
全てあなたのアガペの対象です。
もしそれが、神様でないのなら、
あなたは、この世をアガぺしているのです。
ギャンブルや、麻薬に手を染める人は、
犠牲をものともせず、
見返りを期待することなく
無条件に自分を台無しにしていきます。
このような、熱烈な愛を、
神様は私たち一人ひとりに
注がれています。
私たちが、認めようが認めまいが、
神さまは、諦めるなんてことは
なしです。